結論を先に置きます
「友だちに誘われて、ネットショップを始めないかと言われた」
「ツクツク!!!CMSという名前を検索して、ここにたどり着いた」——
そんな方も多いと思います。
まず結論から言います。
ツクツク!!!CMSを「詐欺」と言い切れる公的な証拠は確認できません。
運営元のTSUKU TSUKU株式会社は、
国税庁法人番号公表サイトで実在が確認できる会社です。
ただし、① 費用 は月額1万円台〜3万円台+初期費用4万円台〜6万円台と、
在宅副業にしては軽くない負担 です。
② 仕組み には「おすそわけ」という、紹介するほど還元が増える機能があり、
友人・知人への勧誘を後押しする構造になっています。
③ 勧誘のされ方 については、断りづらい誘われ方をしたという声が指摘されています。
この3点を、順番に見ていきます。
詐欺かどうかを当てる記事ではありません。
私なら、費用に見合う売上が見込めるかを、契約前に必ず確認します。
まずは3つに分けて見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 確認できたこと | 立ち止まって見るポイント |
|---|
| ① 会社・仕組み | TSUKU TSUKU株式会社が運営する ネットショップ構築CMS。国税庁法人番号公表サイトで実在を確認 | 「おすそわけ」という紹介還元機能があり、友人・知人への紹介を前提にした設計になっている |
| ② 費用対効果 | 月額 10,800円〜30,240円(税込)+初期登録費 41,600円〜61,040円(税込) | 自動で売上が出る保証はなく、集客努力と商材の魅力が必須。費用を払い続けられるかの見極めが要る |
| ③ 勧誘・口コミ | 参考にした検証記事では、知人からの勧誘で始める人が多いと指摘 | 「断りづらくて始めた」という相談が多いとされる。勧誘してきた相手と契約内容は分けて考える |
この記事のスタンスを先に書いておきます。
やりたいのは、ツクツク!!!CMSを「詐欺だ」と断定することではなく、
「公式サイトで確認できる事実」と「指摘されている評判」を分けて並べることです。
ネットショップ構築サービスそのものは、違法でも何でもありません。
だからこそ、費用と勧誘のされ方を、一緒に確認していきましょう。
3つに分けてみると、会社そのものより、
「おすそわけ」という仕組みの設計が気になります。
ここから1つずつ、公式資料で確認していきます。
① 会社の正体とおすそわけの仕組みを見る
まず会社の中身です。
運営元はTSUKU TSUKU株式会社。
国税庁法人番号公表サイトで確認すると、2017年9月に法人番号の指定を受けた実在の会社で、
本社は東京都港区浜松町の世界貿易センタービルディング内にあります。
なお、2022年9月に「ツクツク株式会社」から現在の社名へ変更されており、
所在地も西新橋→芝公園→浜松町と移転を重ねてきたことが、変更履歴として公表されています。
社名変更や移転そのものは違法ではありませんが、沿革は契約前に確認しておきたいポイントです。
ツクツク公式サイトの 特定商取引法に基づく表記。運営統括責任者・所在地・販売価格が明記されています(画像:ツクツク公式サイトより)。サービスの中身は、ツクツク公式サイトによると「ツクツク!!!CMS」というネットショップ構築システムです。
通販・ウェブチケット・グルメ・ビューティー・ファームという5つの売り場から、
必要な分だけ選んで出店できる、というのが基本コンセプトです。
サーバー管理やプログラミングの専門知識は不要だとうたわれています。
公式サイトの機能一覧には「みんなで分け合うおすそ分けポイント」という項目があります(画像:ツクツク公式サイトより)。気になるのは、「おすそわけ」という機能です。
公式サイトの説明によると、ツクツクからショップへのキャッシュバックと、買い物客へのポイント還元を組み合わせた仕組みで、
「他のネットショップサービスにはない」とうたわれています。
この手の紹介還元の仕組みは、友人・知人を誘うほど得をする設計になりやすく、
参考にした副業検証サイトでは「ネットワークビジネス(MLM)的」だと指摘されています。
公式サイトが説明する「おすそわけ」機能。ショップへのキャッシュバックと購入者へのポイント還元を組み合わせています(画像:ツクツク公式サイトより)。ここで、法律上の「連鎖販売取引(マルチ商法)」の定義を確認しておきます。
特定商取引に関する法律 第33条(消費者庁の解説ページ)によると、
個人を「紹介料などの利益(特定利益)が得られる」と誘い、
金銭の負担(特定負担)を伴う取引をさせるものを「連鎖販売取引」と定義しています。
「おすそわけ」は、紹介するほど利益が得られるという点で、この定義に近い印象を受けます。
ただし、契約者自身が新たな会員を勧誘して報酬を得る仕組みなのか、
単なる購入者向けポイント還元なのかは、公式サイトの説明だけでは断定できません。
国民生活センターも、
世間で言う「マルチ商法」は特定商取引法上の「連鎖販売取引」と必ずしも一致しないと注記しています。
ここでは慎重に、「連鎖販売取引に該当するかどうかは確認できない」としておきます。
(参考:当ラボでは株式会社STONESは怪しい?旧SEEDの行政処分と勧誘手口を検証でも、連鎖販売取引に該当し得る案件を確認しています。)
確認ポイント
連鎖販売取引に該当する場合の必須ルール
仮に連鎖販売取引に該当する場合、事業者は契約書面の交付や、
20日間のクーリング・オフなどを特定商取引法で義務付けられています
(消費者庁 特定商取引法ガイド)。
契約前に、これらの説明があるかどうかも確認しておきたいポイントです。 「みんなで分け合う」という言葉は聞こえがいいですが、
紹介した分だけ得をする設計は、そのぶん人間関係を巻き込みやすいという点も忘れないでください。
会社の実在と「おすそわけ」の仕組みまで確認しました。
もし「勧誘された内容が、この説明と合っているか不安」という状況なら、
一人で判断せず、LINEで一緒に確認しましょう。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
② 費用対効果を検証する
次に、費用の話です。
ツクツク公式サイトの特定商取引法に基づく表記によると、月額料金は10,800円〜30,240円(税込)、
初期登録費は41,600円〜61,040円(税込)となっています。
売り場の数やアドオン機能を増やすほど、料金は上がっていく仕組みです。
公式サイトの料金説明。基本機能に加えて売り場やアドオン機能を追加するほど、月額料金が上がる仕組みです(画像:ツクツク公式サイトより)。在宅で始められる副業・ネットショップとしては、決して軽い負担ではありません。
仮に月額最安の10,800円だとしても、年間で13万円近い固定費になります。
初期費用も含めると、開始時点でまとまった出費が必要になる計算です。
もちろん、ネットショップの構築・運用サービスとして相応の料金という見方もできます。
ただし、「おすそわけ」で還元されるポイントやキャッシュバックだけで、
この固定費を回収できるかどうかは、公式サイトの説明だけでは確認できません。
自動で売上が出る保証はなく、「誰でも簡単に稼げる」という言い方には慎重になったほうがよさそうです。
初期費用+月額でネットショップやEC事業を始める案件は他にもあり、
当ラボではつくしの物販「紡(つむぐ)」は怪しい?合同会社Rebootを検証でも費用対効果を確認しています。
固定費を払い続けられるか、商品を売る力があるか。
私なら、この2点を契約前に紙に書き出して確認します。
費用の面を確認しました。
「もう契約してしまったけど、この金額が見合っているか不安」という方も、
LINEで状況を教えてください。

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③ 勧誘のされ方と口コミを見る
最後に、勧誘のされ方です。
参考にした副業検証サイトの記事では、知人からの勧誘で流されて始める人が多いと指摘されています。
「友人に誘われて断りづらかった」という相談が多いとされ、
断り切れずに契約してしまうケースがあると報じられています
(参考記事の指摘であり、当ラボが直接確認した一次情報ではありません)。
なお、今回参考にした検証記事を書いている運営者自身についても、
当ラボで「サイドビジネスリサーチ」ヤマトは怪しい?旧運営会社の登記とLINE誘導を検証として確認済みです。
検証サイトの指摘も鵜呑みにせず、一次情報と照らし合わせる姿勢が大切です。
実際、国民生活センターも、学校や職場の知人・友人から誘われ、
「ビジネスを教えてあげる」「セミナーに行こう」と誘い出されるケースが多いと注意を呼びかけています。
「今後も仲良くしたい」「断ることで関係を悪くしたくない」という心情から契約を断りにくい状況に陥るケースが多い、とも指摘されています。
これはツクツク!!!CMSに限った話ではなく、知人からの副業・ビジネス勧誘全般に共通する注意点です。
国民生活センターの集計(2024年9月公表)でも、簡単に稼げるとうたう副業に関する相談は、
2020年度の1,341件から2023年度は3,694件へと増加しています。
「友人だから」「簡単そうだから」と契約する前に、金額と仕組みを確認する重要性は年々増しています。
注意
「友人だから」は判断材料にしない
誘ってきた相手が信頼できる友人でも、ビジネスの中身とは分けて考える必要があります。
費用対効果や仕組みは、誰から誘われても同じ基準で確認してください。
誘ってきた人を責める必要はありません。
ただ、断りづらい空気の中で契約する必要もありません。
勧誘のされ方まで確認しました。
「友人からの誘いを断れずに悩んでいる」という状況なら、
ひとりで抱え込まず、LINEで一緒に整理しましょう。

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勧誘を受けたときの判定フロー
- 1その場で契約しない:「みんなやってるよ」「簡単に稼げる」と言われても、いったん持ち帰る
- 2費用を紙に書き出す:月額+初期費用を、実際の金額で計算してから判断する
- 3運営会社を検索する:社名変更・移転履歴を国税庁法人番号公表サイトで確認する
- 4仕組みを確認する:商品を売ることより「紹介すること」に重心がないか、冷静に見る
- 5収支シミュレーションを先に作る:固定費を何ヶ月で回収できるか、具体的な数字で確認する
このフローは、他の副業・ネットショップ勧誘にも使えます。
数分の確認が、後の大きな出費からあなたを守ります。
読者向けチェックリスト
- 誘ってきた相手の話ではなく、公式サイトの料金表を自分の目で確認しましたか?
- 月額+初期費用の合計を、実際の金額で書き出しましたか?
- 「おすそわけ」の還元だけで固定費を回収できるか、具体的に計算しましたか?
- 「簡単に稼げる」「みんなやってる」といった言葉を鵜呑みにしていませんか?
- 契約する前に、解約条件やクーリング・オフの有無を確認しましたか?
チェックは地味ですが、副業・ネットショップ勧誘のトラブルにはよく効きます。
一つでも数字で確認できないなら、私なら契約を保留します。
まとめ:3分離の再掲
| 切り口 | 結論 |
|---|
| ① 会社・仕組み | TSUKU TSUKU株式会社が運営する実在のネットショップ構築CMS。「おすそわけ」は紹介するほど得をする設計で、ネットワークビジネス的だと指摘されている |
| ② 費用対効果 | 月額 10,800円〜30,240円+初期費用 41,600円〜61,040円。おすそわけの還元だけで回収できる保証はない |
| ③ 勧誘・口コミ | 知人からの勧誘で流されて始める人が多いと指摘。勧誘してきた相手と契約内容は分けて考える |
ツクツク!!!CMSは、現時点で「詐欺」と断定できる公的な証拠は確認できません。
運営元のTSUKU TSUKU株式会社も、国税庁法人番号公表サイトで実在が確認できる会社です。
ですが、月額+初期費用という軽くない固定費と、紹介するほど得をする「おすそわけ」の設計は、
どちらも契約前に立ち止まって確認する価値があるポイントです。
誘われるままに契約するのではなく、費用と仕組みを自分の目で確かめてから決めてください。
誘ってきた友人を疑えということではありません。
ただ、費用と仕組みだけは、誰から誘われても自分の目で確認してください。
確認ポイント
迷ったら、ひとりで判断しないでください
「友だちに誘われたけど、この金額は見合っている?」
「もう契約してしまったけど、辞め方がわからない」——
そんなときは、当ラボの無料LINE相談をご利用ください。
費用のシミュレーションや、解約条件の確認の仕方から一緒に確認します。