結論を先に置きます
神崎伸二氏が案内するFX自動売買(EA)案件『100億ビッグバン』。
販売ページでは、「全ての機関投資家を敵に回した男」という肩書きとともに、完全自動で100億円を目指すという大きな数字が掲げられています。
まず結論から。
現時点で 「これは詐欺だ」と断定できる公的な証拠は確認できません 。
ただし、今の情報のまま参加するのはおすすめしません 。
理由は3つ。
① 「投資界の怪物」「運用資金20億円」「月915万円」といった経歴・実績は、すべて販売ページ内の自己申告で、第三者が確認できる裏づけが見当たらない こと。
② 参加費用について、ネット上では 327,800円前後という情報 が見られますが、これは編集部が公式ページで直接確認した金額ではないこと。
③ 販売元の株式会社Works Agencyは、当サイトで過去に検証した別のFX商材でも名前が出てくる 広告・マーケティング系の会社 で、投資助言の専門会社ではないこと。
この3点を、順番に見ていきます。
結論だけ先に言うと、私だったら参加しません。
『機関投資家』『月915万円』という言葉ほど、まず裏づけを探します。
まずは3つに分けて見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 販売ページで言っていること | 冷静に見たときの注意点 |
|---|
| ① 経歴・プロフィール | 「投資界の怪物」「運用資金20億円」「月915万円」 | すべて自己申告。第三者が確認できる実績データは見当たらない |
| ② 価格 | 「完全自動で100億円を目指す」 | 参加費用は ネット情報で327,800円前後(公式ページでの直接確認はできず) |
| ③ 運営会社 | 神崎伸二氏のノウハウを伝承するプロジェクト | 販売は 株式会社Works Agency。投資助言の登録は要確認 |
先に書いておくと、本記事は『100億ビッグバン』や神崎伸二氏を「詐欺だ」と決めつけるものではありません。
やりたいのは、販売ページの言葉と、公的資料で確認できる事実を分けて並べる ことです。
大きな金額が動く話だからこそ、「期待させる表現」と「裏が取れる事実」を、きっちり分けて 見ていきます。
経歴と事実は、必ず分けて見るべきです。
私なら、華やかな肩書きだけでは判断しません。
ここまでで、経歴と事実は分けて見るべきだと書いてきました。
でも、自分が見ている広告やLINEがどちら寄りなのか、ひとりだと判断が難しいですよね。
気になる案件があれば、お金を動かす前にLINEで聞いてください。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
①神崎伸二氏のプロフィールを検証する
神崎伸二氏のプロフィールは、販売ページでこう紹介されています。
「全ての機関投資家を敵に回した男」と言われている伝説の機関投資家。
海外の金融都市を転々としてトレード技術を磨き、運用資金20億円、最大1600ロットを運用した実績 から「投資界の怪物」と恐れられている——という内容です。
さらに、トレードスタイルは「価格が引き寄せられる相場の絶対領域」を用いたスキャルピングで、完全無裁量で1ヶ月915万円というプロトレーダーとしての精度も強調されています。
『運用資金20億円』『月915万円』。
こういう具体的すぎる数字を、私はそのまま信じません。
| プロフィール上の記載 | 編集部が確認できた範囲 |
|---|
| 「全ての機関投資家を敵に回した男」 | 第三者が確認できる出典は見当たりません |
| 「運用資金20億円・最大1600ロット」の運用実績 | 運用会社名・実績データの開示は見当たりません |
| 「完全無裁量で1ヶ月915万円」 | 期間・資金規模・損失を含む実績の開示は見当たりません |
| クロスグループ創業者・山口孝志氏との関係 | 編集部では第三者情報での確認ができていません |
注意
肩書きは、確認材料ではなく好感材料
「機関投資家」「プロトレーダー」「投資界の怪物」という言葉は、
読み手に安心感や期待感を与えます。
ただし、こうした肩書きの多くは 販売ページ側が用意した紹介文 であり、
本人の資格や登録を証明するものではありません。
国民生活センターは、SNSをきっかけにした投資勧誘について、実績が検証できない点に注意し、疑わしい場合は消費生活センターに相談するよう 呼びかけています(国民生活センター)。
この呼びかけは一般的な注意喚起であり、『100億ビッグバン』や神崎伸二氏を名指ししたものではありません。
肩書きの華やかさではなく、「その実績を裏づける一次情報があるか」 で判断することが大切です。 ②価格と運営会社を確認する
続いて、価格と運営会社を見ていきます。
インターネット上の投稿では、100億ビッグバンが税込327,800円前後で案内されていたという情報が見られます。
ただし、この金額を編集部が公式ページや特定商取引法の表記から直接確認できたわけではありません。
実際に参加を検討する場合は、申込み前に最新の販売価格を必ず公式ページでご確認ください。
30万円超という情報が本当なら、簡単に決められる金額ではありません。
私なら、価格の根拠が曖昧なまま話を進めません。
特定商取引法に基づく表記の一部。販売事業者は株式会社Works Agency、運営責任者は伊藤弘人氏、所在地は東京都墨田区錦糸1丁目2番1号と記載されています。この画像内では販売価格までは確認できません(画像:公式ページの特定商取引法表記より)。販売元情報(特定商取引法の表記より)
- 販売事業者
- 株式会社Works Agency
- 運営責任者
- 伊藤 弘人
- 所在地
- 東京都墨田区錦糸1丁目2番1号
- 電話番号
- 03-6284-1634
この 株式会社Works Agency という社名と所在地は、当サイトで以前に検証した別のFX商材、億の無双やスピアマン波動FX、村田正志のFX講座の運営元と 同じ です。
会社名を、国税庁の法人番号公表サイトで調べると、実在は確認できます。
国税庁・法人番号公表サイトの表示。法人番号9010001180732=株式会社Works Agency が実在する法人であることは確認できます。2018年8月には商号・所在地を変更している履歴も残っています(出典:国税庁 法人番号公表サイト)。株式会社Works Agency の法人情報(国税庁で確認)
- 法人番号
- 9010001180732
- 商号
- 株式会社Works Agency
- 所在地
- 東京都墨田区錦糸1丁目2番1号
- 旧商号
- 株式会社日本投資家育成機構(2018年8月28日変更)
- 旧所在地
- 東京都千代田区神田神保町1丁目5番1号(2018年8月21日変更)
注意
「投資家育成機構」という旧名は、それらしく聞こえるが…
旧商号の「日本投資家育成機構」は、いかにも公的な育成団体のように聞こえます。
ですが、これは 一民間企業の商号 であって、国や公的機関とは関係ありません 。
当サイトが過去に確認した範囲では、この会社の事業内容は「広告代理業・マーケティング支援・SEO対策」であり、投資助言・投資顧問の専門会社ではありません 。
社名の響きではなく、事業内容と登録の有無 で判断するのが鉄則です。
ここまでで、価格情報の裏づけが薄いことと、運営会社の実態を見てきました。
『この会社、大丈夫かな』と思ったら、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
特商法の表記や法人番号を、無料で一緒に確かめましょう。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
③Works Agencyの過去案件と登録状況
株式会社Works Agencyは、100億ビッグバン以外にも複数のFX関連商材を販売してきました。
当サイトでは、これまでに以下の案件を検証しています。
同じ会社が何本も似た案件を出している事実は、それ自体が一つの判断材料です。
私なら、この時点で警戒を一段上げます。
表は左右にスクロールできます
| 商材名 | 広告での特徴 | 当サイトの検証 |
|---|
| 億の無双 | 「再現性100%」「10万円が9億1200万円」 | 検証記事へ |
| スピアマン波動FX | 「毎年100%勝ち続ける」「負けなし」 | 検証記事へ |
| 村田正志のFX講座 | 同社が販売するFX関連商材のひとつ | 検証記事へ |
| 100億ビッグバン(本記事) | 「完全自動で100億円」「投資界の怪物」 | 本記事で検証 |
商材の名前や演出は違っても、共通しているのは 大きな金額や断定的な表現を前面に出す広告手法 と、同じ運営会社という構造です。
100億ビッグバンだけを見るのではなく、過去に販売された案件の傾向も踏まえて判断 した方がよさそうです。
“引用
金融商品取引法(38条)は、証券会社やその役職員が、有価証券の価格等が必ず騰貴する、又は必ず下落するといった断定的な判断を示して勧誘することを禁止しています。
出典金融庁・証券取引等監視委員会「投資をされる方へ」
『完全自動で100億円を目指す』という表現そのものは投資助言の断定的判断とは少し性質が異なりますが、「必ず・絶対に増える」という空気を作る点では根っこが同じ です。
金融庁は詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!というページでも、断定的で華やかな勧誘表現に注意するよう呼びかけています。
このページも、『100億ビッグバン』・神崎伸二氏・株式会社Works Agencyを名指ししたものではありません。
金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」のページ。無登録で金融商品取引業を行っているとして、警告書の発出を行った者の名称等が公表されています(画像:金融庁公式サイトより)。編集部がこのページを確認した範囲では、「株式会社Works Agency」「100億ビッグバン」「神崎伸二」「伊藤弘人」の名称を、明確に確認することはできませんでした 。
※掲載は時点によって更新されるため、最終的にはご自身でも金融庁のサイトでご確認ください。
注意
登録の有無は、自分でも確認できる
ある業者が金融商品取引業の登録を受けているかは、金融庁の免許・許可・登録等を受けている事業者一覧で 誰でも確認できます 。
『経歴が華やかだから』ではなく、登録の有無を自分の目で確認する こと。
これは無料でできる自衛策です。 ここまでで、Works Agencyの過去案件と登録状況を見てきました。
同じ会社が販売する別の案件で不安を感じている方も、一人で判断しなくて大丈夫です。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
参加前のチェックリスト
- 「完全自動で100億円」「投資界の怪物」 といった断定的な表現がないか(あれば一段警戒)
- 「機関投資家」「プロトレーダー」等の経歴に、第三者が確認できる裏づけ があるか
- 参加費用・返金条件・解約条件が 公式ページで明確に確認できる か(ネット情報だけで判断しない)
- 販売会社を 国税庁・法人番号公表サイト で検索し、商号変更歴・実在を確認
- 高額な商材に申し込む前に 金融庁の登録業者一覧 で登録の有無を照合
- 同じ運営会社が販売する 他の商材の評判・検証記事 も確認する
- 振込先に 個人名義の口座 を指定されていないか(指定されたら中止)
注意
もし「個人名義の口座」に振り込めと言われたら
消費者庁は、SNS等の「もうけ話」について、はっきりこう書いています。
「投資資金の振込先に個人名義の口座を指定された場合、それは詐欺です。
振り込まないでください。」
(消費者庁)
会社の事業として投資システムを売っているのに、振込先が 個人名義——これは強い危険信号です 。
100億ビッグバンに限らず、すべての投資案件に共通する判断基準 として覚えておいてください。 個人名義の振込が出たら、私なら即中止します。
迷う余地を残さない危険信号です。
背景として、こうしたSNS発の投資・もうけ話のトラブルは、いま急増しています 。
消費者庁によると、関連する相談は2023年に前年の約9.6倍。
国民生活センターの集計でも、著名人を名乗る勧誘の相談は2021年の52件から2023年には1629件へと跳ね上がっています。
『自分は大丈夫』と思っている人ほど、巧妙な演出にハマりやすい 時代だということです。
まとめ|3つを分けて、冷静に見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 編集部の見立て | 押さえる軸 |
|---|
| ①経歴・プロフィール | 「投資界の怪物」「月915万円」は すべて自己申告。第三者確認は見当たらない | 肩書きではなく 裏づけの有無 で見る |
| ②価格 | ネット情報で327,800円前後。公式ページでの直接確認はできず | 最新の価格は必ず公式ページで確認 |
| ③運営会社 | 株式会社Works Agency(旧・日本投資家育成機構)。複数のFX商材を販売してきた会社 | 国税庁と金融庁の 公的サイトで照合 |
もう一度、整理します。
100億ビッグバンは、現時点で 「詐欺」と断定できる公的証拠は確認できません 。
ですが、「投資界の怪物」「月915万円」という第三者確認のできない経歴 と、価格情報の裏づけが薄い こと、そして 販売元が過去にも似た構造の商材を複数販売している ことを考えると、参加を急ぐべきではない案件です。
大事なのは、華やかな肩書きで気持ちを動かす前に、「実績は誰が検証したのか」「価格の根拠はどこにあるか」「運営会社は何をしている会社か」を、公的資料と事実で確かめる こと。
この読み方さえ身につけば、強い肩書きの広告に振り回されて損をする事態は、かなり避けられます 。
詐欺とは断定しません。
ただ、私ならこの経歴と価格情報のまま参加はしません。
確認ポイント
「この投資案件、参加して大丈夫?」と迷ったら
届いた広告・LINEのメッセージ、運営会社名、出てきた金額——どんな材料でも大丈夫です。
編集部の目で、経歴の裏づけの有無・運営会社の実体・投資助言の登録の有無・価格情報の妥当性 を、公的資料に当たって整理します。
『華やかな肩書き』ではなく 「固い事実」で判断する お手伝いをします。
相談料は無料です 。