結論を先に置きます
「毎年100%勝ち続ける完全自動FX」「年収1億円も余裕」「Amazonが使う統計学」——スピアマン波動FXの広告は、とにかく言葉が強いです。
まず結論から。
現時点で 「これは詐欺だ」と断定できる公的な証拠は確認できません 。
ただし、そのまま信じて飛び込むのはおすすめしません 。
理由は3つ。
① 「毎年100%勝ち続ける」「負けなし」といった表現は、
値動きのある相場では原理的にありえない 断定的な言い回し であること。
② 「負けなしの連勝記録」をうたう一方で、
第三者が確認できる長期の実績データが見当たらない こと。
③ 運営の株式会社Works Agencyは実在が確認できるものの、
特商法表記に販売価格や返金条件の記載が見当たらない こと。
この3点を、順番に見ていきます。
結論だけ先に言うと、僕だったらこの表現のままでは登録しません。
『毎年100%』『負けなし』という言葉が出た時点で、まず疑って見ます。
まずは3つに分けて見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 広告で言っていること | 冷静に見たときの注意点 |
|---|
| ① 広告表現 | 「毎年100%勝ち続ける」「年収1億円」「負けなしの連勝記録」 | 断定的・絶対的な言葉。相場に『必ず』はなく、断定表現での勧誘は法律でも禁じられる |
| ② 実績の根拠 | 「負けなしの連勝記録」「Google級の精度」 | 第三者が検証できる 長期の取引履歴・運用口座の記録 が確認しづらい |
| ③ 運営会社 | 完全自動で任せられるFXツール | 運営は 株式会社Works Agency。特商法表記に価格・返金条件が見当たらない |
先に書いておくと、本記事はスピアマン波動FXや関係者を「詐欺師だ」と決めつけるものではありません。
やりたいのは、広告の言葉と、公的資料で確認できる事実を分けて並べる ことです。
お金が絡む話だからこそ、「期待させる表現」と「裏が取れる事実」を、きっちり分けて 見ていきます。
広告の言葉と、確認できる事実は必ず分けます。
僕なら、期待をあおる表現だけでは前に進みません。
ここまでで、広告の言葉と、公的資料で確認できる事実は分けて見るべきだと書いてきました。
でも、自分が見ている広告がどちら寄りなのか、
ひとりだと判断が難しいですよね。
気になる広告やLINEがあれば、お金を動かす前にLINEで聞いてください。

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①「毎年100%勝ち続ける」という表現を検証する
スピアマン波動FXの訴求ポイント。「Amazonが使う統計学」「Google級の精度」「負けなしの連勝記録」「年収1億円」と、有名企業の名前と大きな数字が並びます(画像:スピアマン波動FXのLPより)。ここが一番、立ち止まってほしいポイントです 。
FXのような値動きのある取引で、「毎年100%勝ち続ける」「負けなし」は原理的にありえません 。
証券取引等監視委員会も、投資をされる方へというページで、「必ず儲かる」といった断定的な表現での勧誘は法律で禁じられている と説明しています。
相場で『絶対』『毎年100%』をうたう時点で、僕は警戒を一段上げます。
本当なら、他人に教えず自分だけで運用した方が得ですから。
“引用
顧客に対し、不確実な事項について断定的判断を提供し、又は確実であると誤解させるおそれのあることを告げて金融商品取引契約の締結の勧誘をする行為(は禁止される)。
出典金融商品取引法 第38条第2号(断定的判断の提供の禁止)
「Amazonが使う統計学」「Google級の精度」という表現も気になります。
調べた範囲では、Amazon社やGoogle社がこの商材と提携している、
あるいは技術を提供しているといった事実は確認できません 。
有名企業の名前は、「すごそう」という印象づけ に使われているだけの可能性があります。
社名の権威と、商品の中身は別物 として読み分けてください。
注意
「毎年100%」「負けなし」と書ける時点で、まず疑う
値動きのある相場で「毎年100%勝てる」「負けなし」と言い切れる商品は、原則として存在しません 。
こうした「必ず儲かる」型の表現は、消費者庁が景品表示法の優良誤認(実際より著しく良く見せる表示)として問題にしうる類型でもあります。
数字を見た瞬間に『なぜこの数字を出せるのか』を疑う 。
これが 最初の防御線 になります。 ② 実績の根拠を確認する
投資の商材で本当に大切なのは、広告の言葉ではなく 実際の運用実績 です。
スピアマン波動FXは「負けなしの連勝記録」を強調していますが、
確認できた範囲では、次のような情報が はっきり確認しづらい印象 でした。
- 長期間の取引履歴 (数か月〜数年単位の連続した記録)
- 第三者機関による 検証データ
- 実際の運用口座の履歴(含み損の期間も含む)
- 損失が出た期間の説明 と最大ドローダウン
- 利用者が継続して利益を出している 再現性の証拠
『勝った月』だけを見せるのは簡単です。
僕が見たいのは、負けた月も含めた長期の記録の方です。
一部の実績画像が示されていても、「いつからいつまでの、誰の、どの口座の記録か」 が分からなければ、裏づけとしては弱いです。
国民生活センターにも、「何もしなくてももうかる」とFX自動売買システムの購入を勧められたという相談事例が公表されています。
「自動で・簡単に・必ず儲かる」 という売り文句の自動売買システムをめぐる、典型的な相談パターン です。
“引用
大学の先輩に呼び出され、「50万円のFX自動売買システムを購入すれば、何もしなくてももうかる」と勧誘された。
出典国民生活センター 消費者トラブル解説集(2021年10月14日公表)
注意
「完全自動=安心」ではありません
自動売買は、忙しい人や初心者にとって便利な仕組みではあります。
ただし、相場が動けば損失が出ることもある のは、手動でも自動でも同じです。
「完全自動だから放っておけば増える」ではなく、
どんなロジックで、どんな相場で負けるのか まで説明されているかを確認してください。
「実績の見せ方が本物かどうか、自分では判断がつかない」——そう感じたら、それが自然な感覚です。
登録やお金の入金を決める前に、LINEで編集部に相談してください。
一緒に事実を確認します。

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③ 運営会社と特商法表記を確認する
商材を見るときは、「誰が売っているのか」 を必ず確認します。
スピアマン波動FXの特商法表記には、販売業者として 株式会社Works Agency 、
運営責任者 伊藤 弘人 、所在地 東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 と記載されています。
スピアマン波動FXの特商法表記。販売業者は株式会社Works Agency、運営責任者は伊藤弘人氏です。一方で、販売価格・返品/返金条件の行が見当たりません(画像:スピアマン波動FXの特商法表記より)。この会社は、政府の公式データベースでも実在が確認できます。
経済産業省が運営するgBizINFOでは、株式会社Works Agency(法人番号9010001180732)/東京都墨田区錦糸1丁目2番1号 として登録されています。
国税庁の法人番号公表サイトの変更履歴を見ると、
2018年8月に、社名を「株式会社日本投資家育成機構」から現在の社名へ変更 し、
本店も千代田区神田神保町から現在の墨田区錦糸へ移しています。
つまり、会社そのものは「存在しない幽霊会社」ではありません 。
ただし、確認できるのはそこまでです。
この株式会社Works Agencyは、当ラボが以前に検証した村田正志のFX講座(村田FX)や、
「再現性100%・10万円が9億1200万円」をうたったFX自動売買システム『億の無双』の販売元としても登場する会社で、
FXの投資助言を専門とする会社という裏づけは見当たりません 。
また、所在地の「錦糸一丁目2番1号」は、特商法表記に 「アルカセントラル14F」 と書かれており、レンタルオフィスとみられる住所 です。
レンタルオフィスへの登記自体は合法ですが、
従業員が常駐する実体のあるオフィスである、という裏づけにはなりません 。
同じ会社の『億の無双』も検証しました。
桁外れの数字で夢を見せる作りが、今回とよく似ています。
実在する会社です。でも、実在=安全ではありません。
所在地の記載には 「レンタルオフィス所在地」 と明記されています。住所の見た目は整っていても、事業の実体を示すものではない点に注意が必要です(画像:スピアマン波動FXの特商法表記より)。念のため、金融庁の無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(無登録業者の警告リスト)も確認しました。
2026年7月時点で、「スピアマン波動FX」「株式会社Works Agency」「伊藤弘人」の名称は、
このリストには 掲載を確認できませんでした 。
ただし、ここを誤解しないでください 。
リストに載っていない=安全・合法、ではありません 。
このリストは、当局が把握して警告書を出した業者だけが載るもので、未把握・調査中のケースは載りません 。
『金融庁のリストに無いから大丈夫』は、危険な読み方です。
載っていないことは、無罪の証明にはなりません。
確認ポイント
自動売買ツールと『登録』の関係(一般論)
FXの自動売買ツールを 売り切りで販売するだけ なら、投資助言業の登録は不要とされることが多いです。
一方で、購入後にシグナル配信・ロジック更新・運用サポートなど「継続的な助言」を提供する 形態だと、
投資助言・代理業の登録が必要になりうる、と実務では整理されています。
スピアマン波動FXがどちらの形かは、販売ページだけでは分かりません。
有料の助言やサポートを受ける前に、登録の有無を確認する のが安全です。
販売価格・返金はどうなっている?
特商法(特定商取引法)では、通信販売の広告に 販売価格 と 返品・返金の条件(返品特約) を表示することが求められています。
消費者庁の特定商取引法ガイドでも、これらは 広告に表示すべき事項 として整理されています。
ところが、スピアマン波動FXの特商法表記を確認した範囲では、「販売価格」や「返品・返金条件」にあたる記載が見当たりませんでした 。
入口が「無料」に見えても、その先で 有料の商材やサポートを案内される可能性 があります。
総額でいくらかかるのか、返金できるのか、いつまでに手続きすればいいのか ——
ここが分からないままお金を払うのは、避けてください。
注意
お金を払う前に、これだけは確認
・最終的な 総額(税込) がいくらか
・返金できるのか、できる場合の期間・条件
・解約/退会の期限と、自動更新の有無
・振込先が 個人名義の口座 になっていないか(なっていたら中止)
これらが販売ページや契約書面で確認できないうちは、決済しない のが鉄則です。
出口(やめ方・返金)を先に確認しておくと、後で困りません。
返金条件が見当たらない時点で、僕はかなり慎重になります。
「価格も返金条件も分からないまま、案内だけが進んでいく」——
そんな状態になっていたら、決済の前に一度手を止めてください。
今見ている案内やLINEのスクショを送ってもらえれば、編集部が一緒に確認します。

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登録前のチェックリスト
- 「毎年100%」「必ず勝てる」「元本保証」「負けなし」 の断定表現がないか(あれば一段警戒)
- 「Amazon」「Google」など 有名企業の名前 が、提携の裏づけなく印象づけに使われていないか
- 第三者が確認できる 長期の運用実績(負けた期間も含む) が示されているか
- 運営会社を gBizINFO・国税庁の法人番号公表サイト で検索し、実在・所在地を確認
- 有料の投資助言を受ける前に 金融庁の登録業者一覧 で登録の有無を照合
- 特商法表記に 販売価格・返品/返金条件 が明記されているか
- 振込先に 個人名義の口座 を指定されていないか(指定されたら中止)
注意
もし「個人名義の口座」に振り込めと言われたら
会社の事業として商材を売っているのに、振込先が 個人名義——これは強い危険信号です 。
スピアマン波動FXに限らず、すべての投資案件に共通する判断基準 として覚えておいてください。
少しでも不安なら、振り込む前に手を止めて確認してください。
自動売買ツールの選び方や、FX業者の見分け方については、FXの自動売買・EAを使う前に確認したいことも参考にしてください。
「簡単・自動・高利益」の言葉ほど、一度立ち止まる ——
この習慣が、いちばんの防御になります。
まとめ|3つを分けて、冷静に見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 編集部の見立て | 押さえる軸 |
|---|
| ① 広告表現 | 「毎年100%勝ち続ける」「負けなし」は 断定的すぎる。相場に『必ず』はない | 断定表現での勧誘は法律でも禁じられる点と照らす |
| ② 実績の根拠 | 「負けなし」の一方で、第三者が検証できる長期記録 が確認しづらい | 『勝った月』だけでなく負けた期間も見る |
| ③ 運営会社 | 株式会社Works Agencyは実在。ただし特商法表記に 価格・返金の記載が見当たらない | gBizINFO・金融庁の公的サイトで照合 |
もう一度、整理します。
スピアマン波動FXは、現時点で 「詐欺」と断定できる公的証拠は確認できません 。
ですが、「毎年100%勝ち続ける」「負けなし」という断定表現 と、
第三者が検証できる実績が確認しづらい こと、
そして 特商法表記に販売価格・返金条件が見当たらない ことを考えると、
広告の言葉に乗ってそのまま入金まで進むのは慎重になった方がいい案件です。
大事なのは、強い言葉で気持ちが動く前に、
「運営は誰か」「実績の裏づけはあるか」「最後にいくら払うのか」を、公的資料と事実で確かめる こと。
この読み方さえ身につけば、強い数字の広告に振り回されて損をする事態は、かなり避けられます 。
詐欺とは断定しません。
ただ、僕ならこの広告表現と運営情報のままでは登録はおすすめしません。
確認ポイント
「この自動売買ツール、登録して大丈夫?」と迷ったら
届いた広告・LINEのメッセージ、運営会社名、出てきた金額——どんな材料でも大丈夫です。
編集部の目で、広告表現の妥当性・実績の裏づけ・運営会社の実体・有料案内のリスク を、公的資料に当たって整理します。
「強い数字の印象」ではなく 「固い事実」で判断する お手伝いをします。
相談料は無料です 。