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自称の運用成績は信じていい?利回り実績の見抜き方3点

投資情報サイトが公表する自己申告の運用成績グラフ(年別利回りの例)
タダシ(投資詐欺検証ラボ 編集長)

タダシ

こんにちは、タダシです。

編集長のコメント

タダシ

編集長のタダシです。 『運用成績+◯◯%』みたいな立派な数字、気になりますよね。

公的資料だけで、見抜き方を一緒に確かめましょう。

結論

第三者の検証がない自己申告の成績は、それだけでは信じません。

誰のチェックも入っていない自称の利回りは、 都合よく盛れてしまううえ、 SNSでは著名人や投資情報を装う勧誘の被害が急増しているからです。 ここから、公的資料で見抜き方の3点を確認します。

編集長のコメント

タダシ

正直に言います。 第三者が確かめていない成績表だけで、お金を預ける判断はしません。

ここで一度、立ち止まってください。

この記事で伝えたいこと

この記事は、投資サイトや個人が公表する自己申告の運用成績(自称の利回り実績)を、読者がどう見抜くかを整理したものです。 特定のサイトや人を「詐欺だ」と決めつける記事ではありません。 むしろ、ベンチマークを併記し負けた月も正直に載せている、透明性の高い公表の仕方もあります。 問題は、勝った数字だけを見せて入金へ誘導する使われ方のほうです。

編集長のコメント

タダシ

数字が立派かどうかより、誰が・どうやって確かめた数字かを私は見ます。

年別の自己申告運用成績グラフ(ある投資情報サイトの例)
画像:kabukiso.com『投資成績』ページの年別運用成績グラフより。自己申告の利回りの一例。

まず3つに分けて見る

運用成績を見せられたら、3つに分けて確かめると迷いません。 数字そのもの・市場平均との比較・運営者の登録、の3点です。

表は左右にスクロールできます

見る点確かめること危険サイン
①数字そのもの誰が検証したか・負けた月も載っているか勝ちだけ・第三者の確認なし
②市場平均との比較TOPIX等のベンチマークを併記しているか比較なしで「すごい数字」だけ
③運営者・登録金融庁の登録業者か・運営者が実在するか登録不明・連絡先が個人だけ

編集長のコメント

タダシ

この3点のどれかが欠けていたら、私はそこで一回止まります。

①数字そのもの(自己申告)を疑う

自己申告の成績は、第三者の監査が入っていないことがほとんどです。 だから、都合のいい時期だけを切り取ったり、 含み益を確定利益のように見せたりできてしまいます

投資情報サイトが公表する自己申告の運用成績ページの例
画像:kabukiso.com『投資成績』ページより。負けた月やベンチマークも併記する、透明性の高い公表例。

逆に、信頼できる公表は負けた月も正直に載せるものです。 金融庁の監督指針も、運用実績の広告について「運用の実績は過去のものであり将来の運用成果を約束するものでない旨が適切に表示されているか」を確認するよう求めています。 つまり、過去の好成績がこれからも続くとは限らない、が公的な前提です。

編集長のコメント

タダシ

『年利+99%』のような派手な数字ほど、私はまず「その年だけでは?」と疑います。

②市場平均(ベンチマーク)と比べる

運用成績は、市場平均と比べて初めて良し悪しが分かります。 相場全体が上がった年は、何もしなくても資産は増えるからです。

確認ポイント

分析マン的メモ:ベンチマークとは

ベンチマークとは、運用成績を比べるための市場平均のことです。 日本株ならTOPIX(東証株価指数)などが使われます。 金融庁の監督指針も、運用実績の広告で使用ベンチマーク等に係る根拠が明確に示されているかを確認するよう求めています。

実際、冒頭の例でも2026年の自己申告は累計でプラス5.90%でしたが、 同じ期間のTOPIXはプラス16.60%でした。 数字だけ見れば「プラスでスゴい」ですが、市場平均には負けているわけです。 ベンチマークを載せていない成績表は、この比較がそもそもできません

編集長のコメント

タダシ

「プラスだから優秀」ではありません。

市場平均に勝てているか、を私は必ず見ます。

ここまでで、数字とベンチマークの見方を確認しました。 「この成績、信じていいのかな」と迷う案件があるなら、お金を動かす前にLINEで一度確かめてください

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口

1人ひとり寄り添ってご相談お受けします。

申し込み前にぜひ一度相談ください(新しいタブで開きます)

③登録と運営者を確認する

他人のお金で運用したり、報酬を取って投資助言をするには、金融庁(財務局)の登録が必要です。 金融庁は無登録業者の警告リストを公表しており、 「無登録で金融商品取引業を行っているとして…警告書の発出を行った者の名称等を掲載しています」と説明しています。

金融庁が公表する無登録業者の警告リストのページ
画像:金融庁『無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について』より。

注意

注意:リストに無い=安全、ではない

金融庁は同じページで、掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ますと注意しています。 リストに無いから安全、とは言えません。 登録の有無は、金融庁の登録業者一覧でも必ず確認しましょう。

編集長のコメント

タダシ

立派な成績を語る相手ほど、登録と運営者の実在をまず確かめます。

ここが曖昧なら、私は乗りません。

悪用される手口に注意

派手な運用成績は、投資詐欺の入口として使われがちです。 国民生活センターは、SNSで著名人や投資グループを装う勧誘の相談が急増していると発表しました。

国民生活センターが公表したSNS型投資詐欺の相談件数の急増グラフ
画像:国民生活センター『…金融商品・サービスの消費者トラブルが急増』(2024年5月29日公表)より。
年度相談件数(著名人名乗りの投資勧誘)
2021年度52件
2022年度170件
2023年度1,629件

消費者庁も、もうけ話への注意として 「投資資金の振込先に個人名義の口座を指定された場合、それは詐欺です。振り込まないでください」 と明言し、被害回復が難しいため安易に振り込まないよう呼びかけています

編集長のコメント

タダシ

成績の数字が本物っぽくても、振込先が個人名義なら、それだけで私は手を引きます。

成績表が来たときの動き方

立派な運用成績を見せられたら、この順番で確かめると迷いません。

  1. 第三者の検証があるか(監査・運用報告)を確認する
  2. ベンチマーク(TOPIX等)と比べて勝てているか見る
  3. 運営者が金融庁の登録業者か、実在するかを調べる
  4. 振込先・連絡先が個人名義になっていないか確かめる
  5. 少しでも迷ったら、入金前に188(消費者ホットライン)や当サイトに相談する

編集長のコメント

タダシ

順番に潰していけば、たいていどこかで「あれ?」が出ます。

その違和感を、私は大事にします。

入金前のチェックリスト

  • 成績は勝った月だけでなく、負けた月も載っているか
  • ベンチマーク(市場平均)と比較しているか
  • 運用実績に「将来を保証しない」旨の注記があるか
  • 運営者が金融庁の登録業者か、会社や所在地が実在するか
  • 振込先が個人名義の口座になっていないか
  • 必ず儲かる」「元本保証」など、ありえない約束をしていないか
  • 少しでも不安なら入金前に相談したか

まとめ

自己申告の運用成績は、数字の大きさではなく 「誰が・どう確かめた数字か」で見ます

表は左右にスクロールできます

見る点信頼できる例危険サイン
①数字そのもの負けた月も載せ第三者検証がある勝ちだけ・検証なし
②ベンチマークTOPIX等と併記し勝敗が分かる比較なしで数字だけ誇示
③登録・運営者金融庁の登録・運営者が実在登録不明・個人名義口座

確認ポイント

判断に迷ったら、入金前に相談を

「この運用成績、信じていいのかな」と少しでも迷ったら、 お金を動かす前にご相談ください。 公的資料をもとに、一緒に事実だけを確認します。