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投資情報サイトは「運営者情報」で詐欺を見分ける

やさしい株のはじめ方の運営者情報ページのスクリーンショット(会社概要・執筆者一覧)
タダシ(投資詐欺検証ラボ 編集長)

タダシ

こんにちは、タダシです。

編集長のコメント

タダシ

編集長のタダシです。 「この投資サイト、信用していいの?」

運営者情報の読み方を、公的資料で一緒に確かめましょう。

結論

運営者情報を隠すサイトは、信用しません。

詐欺的なサイトは、運営会社名・住所・連絡先・金融登録を書けないことが多く、 国税庁や金融庁の公的データと突き合わせれば、 書いてある情報が本物かどうかを自分で確認できるからです。 ここから、運営者情報をきちんと公開している正規サイトを例に、見分け方を1つずつ確かめます。

編集長のコメント

タダシ

正直に言います。 運営者が誰なのか分からないサイトに、私はお金を預けません。

まず、そのサイトの「運営者情報」を開いてください。

確認ポイント

本記事のスタンス

特定のサイトを「詐欺だ」と断定する記事ではありません。 やさしい株のはじめ方(運営:ライフパートナーズ株式会社)は、運営者情報をきちんと公開している正規サイトの一例として紹介します。 やることはシンプルです。 正規サイトが何を公開しているかを見て、それを「自分が今見ているサイト」と見比べる。 判断はあなたがしてください。材料は一緒に並べます。

結論を先に置きます

はじめて見る投資情報サイトを信用してよいかは、デザインの綺麗さでは決まりません。 見るべきは運営者情報です。 先に結論を3つ置いておきます。 運営会社が実在するかは、国税庁の法人番号で確認できます。 連絡先・責任者・特商法表記があるかは、消費者庁が表示義務として定めています。 お金を集める商売なら、金融庁の登録があるかを確認できます。 この3つが書いていない、または書いてあっても公的データと合わない。 そのときは、立ち止まったほうがいいというのが結論です。

編集長のコメント

タダシ

綺麗なサイトほど安全、ではありません。

私はまず、運営会社と連絡先と金融登録の3つを先に確認します。

注意

なぜ今これを確認するのか(被害が急増しています)

警察庁によると、SNS型投資詐欺の認知件数は令和7年(暫定値)で9,538件、被害額は1,274.7億円にのぼります(警察庁 SOS47 公表資料、2026年2月13日公表)。 国民生活センターも、SNSをきっかけにした投資勧誘のトラブルが急増し、いったん振り込むと被害回復が困難だと注意喚起しています(国民生活センター 2024年5月29日)。 だからこそ、お金を動かす前の確認が効きます。
消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』にご注意ください」のページ
画像:消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』にご注意ください!」より。SNS経由の投資・副業の相談が増えていることが公的資料で示されている(出典:消費者庁 公表ページのスクリーンショット)。

まずは3つに分けて見る

表は左右にスクロールできます

確認する切り口見るところ突き合わせる公的データ
① 運営会社は実在するか会社概要(社名・所在地・設立・資本金)国税庁 法人番号公表サイト
② 連絡先・責任者・特商法表記問い合わせ先・運営責任者・特定商取引法に基づく表記消費者庁 特商法ガイド
③ 金融登録はあるか金融商品取引業の登録番号・無登録でないか金融庁 登録一覧/無登録業者リスト

この3つを混ぜないことが大事です。 デザインが綺麗、SNSのフォロワーが多い、利益報告が並んでいる。 これらはどれも③の金融登録の有無とは関係ありません。 なので、順番に1つずつ見ていきます。 例として、運営者情報を丁寧に公開しているサイト「やさしい株のはじめ方」を横に置きます。

編集長のコメント

タダシ

口コミやフォロワー数は、二次情報です。

私は先に、公的データで裏が取れる①②③を確認します。

① 運営会社は実在するか|国税庁の法人番号で確認できます

まず、サイトの「会社概要」や「運営者情報」を開きます。 やさしい株のはじめ方の場合、運営者情報のページに会社概要が表で明記されています。

やさしい株のはじめ方の会社概要(運営者情報ページより)

社名
ライフパートナーズ株式会社(Lifepartners Inc.)
所在地
愛知県名古屋市中区千代田4丁目15-14
設立
2006年11月(運営会社の記載)
代表者
竹内 弘樹

ここで止めないのがポイントです。 会社概要に書いてある社名・所在地が本当に登記されているかは、国税庁の法人番号公表サイトで誰でも無料で確認できます。 実際に調べると、国税庁 法人番号公表サイトで、法人番号6180001059657・「ライフパートナーズ株式会社」・所在地が確認できます。 つまり、サイトの記載と公的データが一致しています。 ここが確認できると、安心材料が1つ増えます。

確認ポイント

分析マン的メモ|法人番号は13桁の住民票みたいなもの

法人番号というのがあります。 これってシンプルで、国が「この会社はちゃんと登記されていますよ」と公表している13桁の番号です。 会社名や所在地で検索すれば、すぐ出てきます。 逆に、社名すら書いていない・検索しても出てこない・所在地がバーチャルオフィスだけ。 そういうサイトは、ここで一度立ち止まる材料になります。

編集長のコメント

タダシ

実在する会社=安全、ではありません。

ただ、実在すら確認できないサイトは、その手前の段階です。

「自分が見ているサイトには会社概要が見当たらない」「書いてあるが公的データと合わない」。 そう感じたら、ひとりで抱えないでください。 お金を動かす前に、まずはLINEで確かめてください

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② 連絡先・責任者・特商法表記はあるか|消費者庁が表示義務を定めています

2つ目は、連絡先と責任者、そして特定商取引法に基づく表記です。 有料サービスや教材をネットで売る事業者には、消費者庁が表示義務を課しています。

引用

法人にあっては登記簿上の名称を記載することを要し、通称や屋号、サイト名のみを表示することは認められません。住所については現に活動している住所を、電話番号については確実に連絡が取れる番号を表示する必要があります。

出典消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売広告について」(特定商取引法第11条関係)

ここは消費者庁 特定商取引法ガイドで確認できます。 ポイントは3つです。 サイト名や屋号だけでは足りず、登記簿上の会社名が必要。 私書箱だけは不可で、実際に活動している住所が必要。 ネット広告では、責任者の氏名まで表示が求められます。 つまり「特商法に基づく表記」のページがない、または会社名・住所・連絡先がぼかしてあるサイトは、それ自体が一つのサインです。

消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売広告について」の表示義務の解説ページ
画像:消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売広告について」より。事業者名・住所・連絡先・責任者の表示義務が公的に定められている(出典:消費者庁 特定商取引法ガイドのスクリーンショット)。

編集長のコメント

タダシ

問い合わせがメールフォームだけ、住所が番地まで無い。

私は、ここで連絡が取れるかどうかを必ず確認します。

確認ポイント

分析マン的メモ|「連絡が取れるか」は出金トラブルの分かれ目

なぜ連絡先にこだわるか。 シンプルです。 国民生活センターは、SNS型の投資トラブルでいったん振り込むと被害回復が困難だと注意喚起しています。 つまり、もめたときに連絡が取れるかが、最後の生命線になります。 困ったときの公的窓口は、消費者ホットライン188(いやや)です。

③ 金融登録はあるか|金融庁の登録一覧と無登録業者リストで確認できます

3つ目が、いちばん見落とされがちです。 お金を集めて運用したり、投資助言(どの銘柄を買うべきか等の助言)を有料で行う商売は、原則として金融商品取引業の登録が必要です。 根拠は金融商品取引法 第29条で、登録を受けた者でなければ行えないと定められています。

確認の仕方は2方向あります。 金融庁 免許・許可・登録等を受けている事業者一覧金融事業者一括検索で、登録されているかを確かめる。 金融庁 無登録業者の名称等の一覧に、名前が載っていないかを確かめる。 金融庁は、無登録業者との取引について「投資者保護の態勢が確保されているか当局では確認できず、高リスク」と明言しています(金融庁 高リスク注意喚起)。

金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」のページ
画像:金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」より。平成22年1月以降に警告書を発出した無登録業者の名称等が公表されている(出典:金融庁 公表ページのスクリーンショット)。

確認ポイント

情報サイトと金融商品取引業の線引き

ここは丁寧に分けます。 株の基礎を解説するだけの情報サイト・書籍は、登録がなくても問題ありません。 やさしい株のはじめ方も、初心者向けの解説メディアです。 一方で「この銘柄を今すぐ買え」「資金を預ければ運用して増やす」と有料で踏み込むなら、金融登録の話になります。 自分が見ているサイトがどちらのことをしているかで、③の重みは変わります。

編集長のコメント

タダシ

「登録不要の解説」と「無登録の運用・助言」は、まったく別物です。

私は、お金を預ける話になった瞬間に③を確認します。

「自分が見ているサイトが、解説なのか・お金を預ける話なのか分からない」。 そんなときは、URLと勧誘文のスクショを送ってください。 登録の有無を一緒に確認します。

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申し込む前のチェックリスト

ここまでの3つを、そのまま手元のチェックに落とします。 1つでも「いいえ」が付いたら、お金を動かす前に立ち止まるサインです。

  • 運営会社名が書いてあり、国税庁の法人番号で実在を確認できる
  • 所在地が番地まであり、私書箱やビル名だけで終わっていない
  • 連絡先と運営責任者特定商取引法に基づく表記のページがある
  • お金を預ける/有料助言なら、金融庁の登録が確認でき、無登録業者リストに名前が無い
  • 元本保証」「必ず儲かる」など、うますぎる約束で判断を急かしていない
  • 個人名義の口座への振込を求めていない(個人口座への振込は危険信号

注意

「うまい話」と「急かし」はセットで来ます

消費者庁は、SNS経由の「もうけ話」で投資資金の振込先に個人名義の口座を指定されたら詐欺だと注意喚起しています(消費者庁 もうけ話注意)。 「今だけ」「限定」で急かすのも、立ち止まらせない演出です。 焦らされたら、いったん閉じる。 これだけでも、防げる被害があります。

まとめ|運営者情報は「3点セット」で見る

表は左右にスクロールできます

切り口確認できると確認できないと
① 運営会社法人番号で実在を確認できる(安心材料が1つ増える)社名すら無い・公的データと合わない(立ち止まる材料
② 連絡先・特商法表記会社名・住所・責任者・連絡先が明記されているフォームのみ・住所が曖昧(もめたとき連絡が取れない)
③ 金融登録解説のみ、または金融庁の登録ありお金を預けるのに無登録(金融庁が高リスクと明言)

やさしい株のはじめ方を例にしたのは、運営者情報を丁寧に公開しているサイトが「何を見せているか」を知ると、見分けがつきやすくなるからです。 大事なのは、サイトを良いか悪いかで決めつけることではありません①運営会社 ②連絡先・特商法表記 ③金融登録。 この3点を、公的データと自分で突き合わせること。 断定はしません。並べて、整理しました。 判断はあなたがしてください。

ヒント

迷ったら、お金を動かす前に

「この投資サイト、大丈夫かな」と思ったら、サイトのURLと運営者情報、勧誘文のスクショをLINEで送ってください。 国税庁の法人番号金融庁の登録/無登録業者リスト・特商法表記と突き合わせて、確認すべきポイントを一緒に並べます。 相談は無料です。 申し込む前の30秒で、家族を守れることがあります。