結論を先に置きます タイガーボート(TIGER BOAT)は、LINEの友だち追加で無料登録できる競艇予想サイトです。
登録ページには「使えば効果を実感!舟券的中続出中」「提供毎に大成功連打の超快進撃」といった強い言葉が並んでいます。
まず結論から言うと、現時点で 「詐欺だ」と断定できる公的な証拠は確認できません 。
ただし、 この言葉をそのまま信じて有料プランに進むのは、慎重になった方がいい と考えています。
理由は3つあります。
『大成功連打』。
この言葉、私は鵜呑みにしません。
競艇は確率のゲームなので、毎回勝つ仕組みは存在しないからです。
① 登録ページの「大成功連打」という表現が、 景品表示法の優良誤認表示に近い とみられること。
② 無料予想の回収率は、直近の検証で かなり低い数値まで下がっている とみられること。
③ 運営元の所在地は バーチャルオフィス で、有料プランの一部画像は、既に閉鎖した別サイトと 同じ素材 が使われていたこと。
この3点を、順番に見ていきます。
まずは3つに分けて見る 表は左右にスクロールできます
切り口 登録ページで言っていること 冷静に見たときの注意点 ① 登録ページの表現 「提供毎に大成功連打の超快進撃」 景品表示法が問題にする「優良誤認表示」に近い表現 ② 予想の中身・料金 「AI×情報のハイブリッドで当たる組み合わせを抽出」 無料予想の回収率は 直近の検証で34%まで低下 (有料は情報料1万8千円〜25万5千円) ③ 運営元 販売業者はTIGER BOAT運営事務局 所在地は バーチャルオフィス 、有料プラン画像は閉鎖済み別サイトと 共通
先に書いておきますが、本記事は タイガーボートの運営者個人を「詐欺師だ」と決めつけるものではありません 。
やりたいのは、 広告の言葉 と、 公的な記載や一次情報で確認できる事実 を、きっちり分けて並べることです。
情報料は 最大25万5千円 にもなるプランがあるからこそ、「期待させる表現」と「確認できる事実」を分けて見ていきます。
広告の言葉と、確認できる事実は別物です。
私なら、まずこの2つを分けてから考えます。
ここまでで、 広告の言葉と確認できる事実は分けて見るべき だと整理しました。
ですが、自分が見ている予想サイトやLINEの案内がどこまで信用できるか、ひとりだと判断しづらいこともあります。
気になる予想サイトや勧誘があれば、 無料で編集部に確かめてください 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
①登録ページの「大成功連打」という表現を検証する 登録ページに書かれた「提供毎に大成功連打の超快進撃」という文言。 「毎回」「大成功連打」 という言葉が、まず立ち止まってほしいポイントです(画像:参考記事より)。 タイガーボート(TIGER BOAT)の登録ページ には、こう書かれています。
“ 引用
提供毎に大成功連打の超快進撃!毎回多くの方に成功をお掴み頂けているんです!そしてこれからはあなたもこんな成功をお掴み頂けるはずです。
出典 タイガーボート 登録ページ(参考記事より)競艇は的中するかどうかが確率で決まる公営競技です。
「毎回」「大成功連打」 という言葉が事実なら、還元率を大きく超える成績を出し続けていることになりますが、そう言い切れる裏付けは確認できません。
消費者庁は、実際より著しく優れているように見せる表示を 優良誤認表示 として、 不当景品類及び不当表示防止法 第5条第1号で問題にしています。
『毎回』『大成功連打』。
この言葉を見た時点で、私は一歩引いて見ます。
注意
優良誤認表示とは
「商品又は役務の...実際のものよりも著しく優良であると示す表示であって、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの」
これが、 優良誤認表示 の条文の定義です(不当景品類及び不当表示防止法第5条)。
「提供毎に大成功連打」 という表現がこの条文に触れるかどうかは、最終的には行政の判断です。
ただ、 毎回勝てる予想はそもそも存在しない という前提に立つと、この言葉を 鵜呑みにしない ことが、申し込み前の最初の防御線になります。 ②無料予想の回収率と有料プランの料金を見る 参考記事の検証によると、タイガーボートの無料予想は毎日2レース分、三連単7点買いで公開されています。
そのうえで、 2026年7月上旬の10レース分を検証した回収率は34% だったと報告されています。
公営競技の払戻金は、 モーターボート競走法第15条 で 売上金の75%以上 を的中者に払い戻すことが定められており、 BOATRACE公式 もこの仕組みを説明しています。
この水準と比べると、 34%という回収率はかなり低い数値 です。
これらの回収率の数値は、 参考記事(kyoutei-navi.com)が独自に検証した二次情報 です。
当編集部で舟券の的中結果そのものを検証したものではないため、 裏は取れていません 。
以前の時期には 回収率115%〜133% という高い数値も報告されており、 成績は時期によって変動が大きいとみられます 。
回収率は時期によって波があるようです。
過去の実績だけで判断するのは、私なら避けます。
タイガーボートの常設有料プラン6種類。プランが上がるほど 情報料も目標払戻金も高く 設定されています(画像:参考記事より)。 有料プランは 常設6種類 で、情報料は 1万8千円から25万5千円 まで幅があります。
他の予想サイトに多い「ポイント購入」形式ではなく、 クレジットカードや銀行振込で直接購入する 形式です。
複数プランをまとめた セット販売 もあり、情報料が上がるほど目標払戻金も高く設定されています。
タイガーボートの主な有料プラン(参考記事より)
読眼ヴィクトリー 情報料1万8千円
逐撃ファクター 情報料2万8千円
帯標セレクター 情報料4万4千円
門外不出プライオリティ 情報料9万6千円
極虎アルティメット 情報料13万2千円
虎一閃舟券(RENGEKI) 情報料25万5千円 注意
情報料は総額で確認する
6プラン全てに参加すると、情報料の合計は 50万円を超えます 。
セット販売は割引されますが、 「総額でいくらになるか」を申し込み前に必ず確認 してください。
特定商取引法に基づく表記 に返金の記載があるかどうかを、次の章で確認します。
無料予想の回収率が下がっている時期に 、高額な有料プランへ進むべきか、ひとりで判断するのは難しいところです。
プラン名・情報料・実際に届いた案内文 があれば、そのまま編集部に見せてください。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
③運営元を特定商取引法に基づく表記とドメインで確認する タイガーボートの特定商取引法に基づく表記。 販売業者名は「TIGER BOAT運営事務局」 で、法人名・個人名は「メールアドレスへの請求があれば開示する」という条件付きです(画像:参考記事より)。 タイガーボートの運営元情報(特定商取引法に基づく表記より)
販売業者 TIGER BOAT運営事務局 (社名は請求時に開示)
販売責任者 城島実
所在地 東京都渋谷区渋谷3丁目1番9号
電話番号 050-3091-3217
支払い方法 クレジットカード決済・銀行振込(先払いのみ)
返品・返金について 「入金された金員の返金は行わない」 と明記 特定商取引法に基づく表記 には、返品・返金について次のように書かれています。
“ 引用
デジタルコンテンツという商品の性質上、ポイントの買い取りや入金された金員の返金は行っておりませんのであらかじめご了承ください。
出典 タイガーボート 特定商取引法に基づく表記(参考記事より)つまり、 一度支払った情報料は、原則として返金されません 。
また、販売業者名は「TIGER BOAT運営事務局」とだけ書かれ、 法人名や個人名は「メールアドレスへの請求があれば開示する」という条件付き になっています。
消費者庁の 特定商取引法ガイド では、住所や電話番号の記載を省略できるのは、 請求があれば申し込み前に遅滞なく開示できる体制を整えている場合に限られる と説明されています。
返金なし、かつ運営者名は請求すれば開示される仕組みです。
私なら、支払う前にここを先に確認します。
無料ツール「SEOチェキ」で確認できるドメイン登録情報。 ドメイン取得日は2025年4月16日 で、サーバーはAmazon EC2でした(画像:参考記事より)。 運営元の実体を確認する手がかりとして、ドメイン(サイトの住所のようなもの)の登録情報も見ておきます。
参考記事の調査によると、タイガーボートのドメイン取得日は 2025年4月16日 で、記事執筆時点(2026年7月)での運営期間は 約1年 とみられます。
サーバーはAmazon EC2で、これだけでは 特定の運営会社名までは分かりません 。
タイガーボートの「門外不出インペリアル」(左)と、閉鎖済みの別サイト「ナナマ」(右)で使われていた画像。 同じイラスト素材 が使われています(画像:参考記事より)。 もう一点、気になる指摘があります。
参考記事によると、タイガーボートの有料プラン「門外不出インペリアル」の一部画像は、 既に閉鎖した別の予想サイト「ナナマ」と同じ素材 が使われていたとされています。
これは 参考記事の指摘(二次情報) であり、当編集部で運営の同一性を確認したものではありません。
ただ、 閉鎖したサイトと同じ画像素材が使われていること自体は 、 運営の実態を判断する材料の一つ になります。
確認ポイント
分析マン的メモ:バーチャルオフィスと画像の使い回し
バーチャルオフィスを住所にすること自体は珍しくありませんし、それだけで問題があるわけではありません。
ただ、 閉鎖したサイトと同じ画像素材が使われている という指摘が本当なら、 運営者や制作会社が同じ、もしくは近い関係にある可能性 も考えられます。
これってシンプルなんですよ。
「今の見た目」だけでなく、「過去にどんなサイトと関係していたか」も、判断材料に加えておくと安心です。
退会・返金はできる? 退会については、参考記事によると マイページから退会手続きができ、手数料はかからない とされています。
一方、返金については、特定商取引法に基づく表記に 「入金された金員の返金は行わない」 と明記されています。
つまり、有料プランに一度申し込むと、原則として後戻りはできません 。
注意
高額プランは返金前提で申し込まない
情報料が 9万6千円以上 のプランも複数あり、 セット販売なら合計は50万円を超えます 。
国民生活センター は、競馬・競艇の予想サイトを含む「簡単に高額収入を得られる」という儲け話について、かねてより注意を呼びかけています。
返金されない前提である以上、 消費者ホットライン188 や編集部への相談は、 支払う前に使うもの と考えてください。 出口=やめ方を先に確認しておくと、後で困りません。
返金がない前提だからこそ、私は総額を先に見ます。
申し込み前のチェックリスト 「毎回」「大成功連打」 など、競艇で言い切れないはずの断定表現がないか 有料プラン全体の総額 が、申し込み前に明示されているか 特定商取引法に基づく表記の 販売業者名・代表者名・返金条件 に不備がないか ドメインの取得時期や運営期間 を、SEOチェキ等の無料ツールで確認したか 消費者ホットライン188 や無料相談窓口の存在を知っているか 口コミの評価だけ で安全と判断していないか(口コミは二次情報) 同じような視点は、 コレナラ(コンフォート)の競馬予想ツール勧誘 や、 怪しい副業・投資情報の見分け方 でも整理しています。
公営競技の予想サイト全般に共通する注意点 は、 ボートレース江戸川のデータの読み方 もあわせて確認してみてください。
まとめ|3つを分けて、冷静に見る 表は左右にスクロールできます
切り口 編集部の見立て 押さえる軸 ① 登録ページの表現 「大成功連打」は 優良誤認表示に近い 可能性 消費者庁 優良誤認とは で照合 ② 予想の中身・料金 無料予想の回収率は 直近34%まで低下 。有料は最大25万5千円 総額と 返金不可 の条件を確認 ③ 運営元 バーチャルオフィス ・返金なし・閉鎖サイトと 画像が共通 特定商取引法に基づく表記と ドメイン情報 を照合
もう一度、整理します。
タイガーボートは、現時点で 「詐欺だ」と断定できる公的な証拠は確認できません 。
ですが、 「大成功連打」という優良誤認表示に近い表現 と、 返金なしで最大25万5千円に達する料金構造 、そして バーチャルオフィスの所在地と閉鎖サイトとの画像の共通性 を合わせると、登録ページの言葉だけで有料プランへ進むのは、慎重になるべき案件です。
判断材料は、 「広告で何と言っているか」ではなく「公的な記載で何を確認できるか」 に置いてください。
詐欺と断定する話ではありません。
ただ、この表現と料金構造を見る限り、私は今すぐの登録をおすすめしません。
確認ポイント
「この予想サイト、大丈夫?」と迷ったら
届いた広告・LINEのメッセージ、プラン名、案内された情報料——どんな材料でも大丈夫です。
編集部の目で、 広告表現の妥当性・料金構造・運営元の記載 を、公的資料に当たって整理します。
「強い言葉の印象」ではなく「確認できる事実」で判断する お手伝いをします。
相談料は無料です 。