結論を先に置きます 「100円から始める」
「AIにおまかせ」
「スマホひとつ」「知識ゼロでOK」
——そう案内されるという『ORION(丸乗りAI術)』は、
手軽さを前面に出したAIシステムだと説明されています。
ですが、案内される無料動画講座を確認すると、
サムネイルには 「競艇」 という文字が大きく表示されています。
ORIONの案内ページ。 「AI丸乗り投資術」という言葉の下で、動画サムネイルには「競艇」の文字 が確認できます(画像:参考LPより)。 競艇(ボートレース)は、国土交通省の所管のもとで行われる 公営競技 です。
国土交通省の海事ページ によると、モーターボート競走は競走法に基づき、地方公共団体が施行者となって実施されています。
公営競技である以上、売上の一部は運営側の取り分となる仕組みで、 「AIだから確実に勝てる」とは言い切れません 。
確認ポイント
本記事のスタンス
断定はしません。
並べて、整理します。
判断はあなたがしてください。
高柳大輔さん個人を「詐欺師だ」と決めつける記事ではありません。
広告で言っていることと、公的資料で裏が取れる事実を 分けて並べる だけです。
数十万円のお金が動く可能性のある話だからこそ、
「期待させる表現」と「確認できる事実」をきっちり分けて見ていきます 。
まずは3つに分けて見る 情報が多いと、どこから見ればいいか迷います。
そこで、ORIONを 3つの切り口 に分けて並べます。
広告表現、勧誘の流れ、運営会社の3つです。
表は左右にスクロールできます
切り口 広告・案内で言っていること 冷静に見たときの注意点 ① 広告表現 「AIにおまかせ」「100円から始める」「知識ゼロでOK」 動画講座のテーマは 競艇(ボートレース) 。公営競技は仕組み上、 確実に勝てる保証がない ② 勧誘の流れ 無料動画講座から個別電話相談へ案内 電話相談の先に高額プランが用意されているとみられ、 その場での契約を急かされる可能性 がある ③ 運営会社 販売者はAmasism株式会社と表記 本店所在地が短期間に複数回変更されている。金融庁の無登録業者リストへの掲載は確認できなかった
3つに分けると、シンプルに見えてきます。
私はいつも、言葉の中身・お金の流れ・運営の実在の3つだけを先に見ます。
①「丸乗りAI術」の中身はAIか、競艇予想か まず広告の入口は、「AI」「丸乗り」「100円から」という言葉で関心を引きます。
LPには 「むずかしいことは、ぜんぶAIにおまかせ。
あなたは、出てきた答えに、乗るだけ。」 というコピーが並びます。
ORIONのLPメインビジュアル。 「AIにおまかせ」「乗るだけ」 という言葉で、判断の手間がかからないことを強調しています(画像:参考LPより)。 続けて、 「100円から」「AI」「スマホ」「知識ゼロでOK」 という4つのポイントが示されます。
ここまでは、投資や副業に詳しくない人でも 始めやすそう に見える作りです。
ORIONの特徴として示されている4つのポイント。 専門知識が要らないこと が繰り返し強調されています(画像:参考LPより)。 ところが、案内される無料動画講座のサムネイルを見ると、
「AI丸乗り投資オンライン」 というタイトルの下に、
「競艇」 という文字が大きく表示されています。
実際、動画の前半部分とみられる説明スライドには、
「競艇(ボートレース)とは?」 という基礎知識の解説が用意されています。
動画講座内の解説スライド。 競艇のルールそのものを一から説明する内容 になっており、金融商品の話ではないことがうかがえます(画像:参考動画より)。 『AI』も『投資』も出てこないまま、競艇の基礎解説が始まる。
私はこの時点で、看板と中身のズレを感じます。
「AI」「投資システム」という言葉の並びから金融商品を連想しますが、
テーマが競艇である以上、実態は 公営競技(ボートレース)の予想を受け取る仕組み だと考えるのが自然です。
株や投資信託のような資産運用とは、性質がまったく異なります。
動画講座の中では、 「実績の一例」 として月ごとの的中回数・利益実績を示す表も案内されているとされます。
案内されている「実績の一例」の表。数字は具体的ですが、 下部には「成果を保証するものではありません」という注記 があります(画像:参考動画より)。 注意
「実績の一例」という数字表現の注意点
消費者庁は、実際よりも著しく良く見せる表示を 優良誤認表示 として 景品表示法で禁止 しています。
また消費者庁は2025年6月、
SNS広告をきっかけに「初心者でも簡単に稼げる」「このプランなら月50万が当たり前」などと勧誘し、
高額なサポートプランを契約させる事業者 に注意喚起を行っています。
これはORIONを名指ししたものではありませんが、 「実績の一例」を示しながら高額プランへ誘導する構図には、共通する注意点があります 。 「実績の一例」という数字だけでは、
本当に成果が出るのか、こちらで裏を取ることはできません。
もし「この表、信じていいのかな」と迷ったら、 ひとりで判断せずLINEで聞いてください 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
②100円の先はどう進む?個別電話相談という導線 ORIONには、 「MANUAL」と「AUTO」 という2つのプランがあると案内されています。
2つのプランの早見表。 AUTOプランは「丸投げ・ほったらかし」 と説明されています(画像:参考LPより)。 共通しているのは、
「100円から」「あなたの口座で」「いつでも始められる」 という手軽さの強調です。
ただし、この表には 月額費用や総額がいくらになるのかという記載が見当たりません 。
『迷ったらAUTO』という誘導、ちょっと引っかかります。
選択肢を提示しているようで、実質的には一択に寄せる作りに見えます。
低額な入口の先に、 個別電話相談への申し込みフォーム が用意されているケースは、この種の商材でよく見られる構造です。
国民生活センターは2026年5月、 副業や投資の名目で借金させる業者 について、「AIで自動売買するソフトを購入させ、100万円以上の借金を負わせる」といった事例を挙げて注意喚起しています。
この注意喚起はORION・高柳大輔さん・Amasism株式会社を名指ししたものではありませんが、
低額の入口とその先の高額請求は、 セットで警戒すべき組み合わせ です。
また警察庁は、 SNS型投資詐欺 の典型的な手口として、
「言葉巧みに信用させ、最終的に投資金や手数料の名目で振り込ませる」構造を挙げています。
電話やLINEで個人情報・口座情報を伝える前 に、 運営の実態を確認しておくことが欠かせません 。
案内役・高柳大輔と過去の商材 案内役の高柳大輔さんは、動画講座の中で
「AI開発ひとすじ10年」「お金で失敗する原因は、頭でも運でもなく、感情だ」
「僕自身、大きな失敗を経て、感情のないAIに、たどり着きました」 と紹介されています。
動画講座内で示される高柳大輔さんのプロフィール。 開発ストーリーが語られますが、これを裏付ける公的な記録は確認できません (画像:参考動画より)。 ここで確認したいのは、 この開発ストーリーが第三者の記録で裏を取れるか です。
『AI開発ひとすじ10年』という経歴は、本人側の説明であり、 公的な資料で確かめられるものではありません 。
高柳大輔さんについては、当サイトの別記事でも、
LAST ANSWER(ラストアンサー) と オニコロAI という2つの案件をすでに検証しています。
いずれも 「AI」を掲げながら、実態は競艇や競馬の予想配信とみられる という共通点があります。
名前とテーマを変えながら、似た構造の商材が繰り返し出てくる、という点は、 立ち止まる材料 になります。
同じ人が、似た商材を名前を変えて何度も出してくる。
これ自体は違法ではありませんが、
私だったら、その繰り返しだけで一歩引きます。
③運営会社・Amasism株式会社と所在地の変遷 どんな会社が販売しているのかを確認します。
経済産業省が運営する gBizINFO で法人番号1180001123946を調べると、
Amasism株式会社は実在し 、現在の本店所在地は「神奈川県平塚市明石町16番18号」と記録されています。
これは、当サイトが別案件(財閥システム・TREASURE BOX)で確認した特定商取引法の表記とも一致します。
ただし、 気になる動きもあります 。
gBizINFO の登記情報によると、
Amasism株式会社の本店は、
2024年1月に愛知県名古屋市から神奈川県中郡大磯町へ、
2026年6月にはさらに現在の平塚市へと、
短期間で複数回移転している ことが確認できます。
旧商号も「株式会社world gate」であったことが記録されています。
運営・登記から確認できること/できないこと
運営会社 販売者としてAmasism株式会社の名前が案内されている
法人の実在 gBizINFO(経済産業省)で法人番号1180001123946として実在が確認できる
所在地の変遷 2024年1月:愛知県名古屋市→神奈川県中郡大磯町、2026年6月:神奈川県平塚市明石町へ、短期間で複数回変更されている
旧商号 「株式会社world gate」であったことがgBizINFOで確認できる 無登録業者の警告リスト ORION・高柳大輔・Amasism株式会社いずれも 金融庁の無登録業者リスト への掲載は確認できなかった(=警告対象として公表されていないという意味にとどまる) また、Amasism株式会社は 別サービスの特定商取引法の表記 で、
所在地を「愛知県名古屋市西区幅下2-3-2」と記載しています。
これは2024年以前の旧住所であり、 複数のサービスで異なる住所表記が併存している 状態です。
代表者名は「田中宏和」で一致しています。
注意
移転・商号変更そのものは違法ではありませんが
会社が本店を移転したり、商号を変更したりすること自体は、違法ではありません。
ただし、 短期間で複数回の移転が続き、サービスごとに古い住所表記が残っている 状態は、
契約前に、どの窓口が正しい連絡先なのかを見えにくくします 。
連絡先が定まらない相手に、 まとまった金額を預けることには慎重になってください 。
会社の住所が数年で3回変わっている。
引っ越しが多いだけかもしれませんが、
私なら、そこにお金を預ける前に一呼吸置きます。
運営会社の所在地や商号が何度も変わっていると、
契約後に連絡が取れなくなったとき、どこに問い合わせればいいのか分からなくなります。
契約前に、 運営の実在と連絡先を一緒に確認しませんか 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
口コミ・評判は確認できるか 『ORION』『丸乗りAI術』そのものについて、
金融庁・消費者庁・国民生活センターが名指しで注意喚起した記録は、確認できる範囲では見当たりませんでした。
一方で、案内役の高柳大輔さんが過去に手がけたとされる 『REVERSE』『スピードスプリンター』『NEOジュリアナプロジェクト』 などについては、
複数の検証ブログで否定的な評価が報告されています。
これらは当サイトが直接裏を取れた一次情報ではなく、
口コミ・二次情報(報道ベース) として扱ってください。
ただし、 同じ案内役の別案件に否定的な評価が積み重なっている という事実は、 判断材料の一つとして受け止めておく価値があります 。
解約・返金はできる? ネット通販やオンラインサービスには、訪問販売のような クーリング・オフ(無条件解約)が原則ありません 。
e-Gov法令検索の特定商取引法 でも、通信販売は事業者が定めた返品・解約の条件に従うのが基本とされています。
ORIONについては、返金や解約の具体的な条件を公的に確認できませんでした。
返金条件が分からないまま入金するのは避けてください 。
返金条件が分からないまま、
電話相談や高額プランへ進むのは不安が残ります。
もし迷ったら、契約する前に LINEで一緒に確認しましょう 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
申し込み前のチェックリスト 迷ったときは、次の項目を 1つずつ確認 してください。
1つでも引っかかるなら、 立ち止まる理由になります 。
入金前に確認したい5項目
①中身は何か 「AI」という言葉ではなく、実際に何で利益が出る仕組みかを説明できるか(ORIONは動画講座のテーマが競艇とされる)
②総額と条件 100円の先にいくらかかるか、返金・解約の条件が明記されているか
③運営の実在 運営会社名・所在地・代表者・特商法表記が公的に確認でき、変更履歴に不審な点がないか
④数字の根拠 「実績の一例」などの数字に、第三者が確認できる裏付けがあるか
⑤公的記録 金融庁・消費者庁・国民生活センターに関連する注意や処分がないか まとめ ORION(丸乗りAI術)は、「AIにおまかせ」「100円から」という言葉で関心を引きますが、
案内される動画講座のテーマは 競艇(ボートレース) であり、
個別電話相談の先に高額プランが用意されているとみられ、
運営とされるAmasism株式会社は、 本店所在地を短期間で複数回変更しています 。
繰り返しますが、高柳大輔さん個人を「詐欺師だ」と断定するものではありません。
ただ、 確認できない事実が多いほど、入金は慎重になるべき です。
少しでも不安があれば、お金を払う前に、まず相談してください。
確認ポイント
迷ったら、入金の前に相談を
「これは大丈夫?」と感じたら、それが立ち止まるサインです。
当サイトの無料相談では、広告や案内の内容を 公的資料と照らして一緒に整理 します。
契約してしまった後でも、できることはあります。
ひとりで抱え込まず、 お金を動かす前に 声をかけてください。