注意
確認できる公的事実は「Exnessへの警告」と「Seventh Netの登記不存在」です
今回の勧誘の先で使われている Exness (運営:Nymstar Limited)は、
関東財務局から無登録で金融商品取引業等を行う者として警告 を受けています( 関東財務局 )。
また、勧誘元とされる Seventh Net については、
編集部が国税庁法人番号公表サイト等で確認した範囲でも、 該当住所での法人登記は見当たりませんでした 。
この2点は、Seventh Net・重森大輔氏個人への行政処分ではありません。
以下、①勧誘 ②商材 ③運営会社の3つに分けて、確認できること・できないことを並べます。 結論を先に置きます Seventh Net(代表:重森大輔)と、
同社が案内する FX自動売買ツール「SNEA」 の話です。
まずは3行で結論を置きます。
① 勧誘の先で使われる Exness は、 関東財務局から無登録の警告 を受けている業者です。
② SNEAの契約金は 50万円(税込) 、支払いは 現金手渡しが大半 という情報提供が寄せられています。
③ Seventh Netという会社について、編集部が確認できた法人登記は 見当たりません 。
この記事では、この3つを混ぜずに見ていきます。
結論だけ先に言うと、私ならこの流れではExnessの口座開設もSNEAの契約もしません。
無登録の警告が出ている業者だからです。
3つに分けて見る この案件を検索すると、
「マッチングアプリ」「投資」「Exness」 といった単語がバラバラに出てきて、
何が確認できる事実なのか分かりにくくなっています。
なので、まずは3つに分けます。
表は左右にスクロールできます
切り口 ざっくり結論 信じていい度 ①勧誘の中身 マッチングアプリで出会った相手経由で投資話を持ちかけられ、SNEAの契約とExnessの口座開設を勧められる 情報提供ベース (二次情報) ②商材とExnessの仕組み SNEA(50万円)の契約と、Exness(Nymstar Limited)への口座開設。Exnessは関東財務局から無登録警告を受けた業者 確定情報 (公的資料あり) ③運営会社の実在性 Seventh Netの法人登記は編集部の確認でも見当たらない。所在地とされる建物自体は実在するビル 確認できない事実が中心
①は、まだ裏を取り切れていない 情報提供(二次情報) です。
ただし②は、 国の警告という確定情報 に基づいています。
③は「見当たらない」という 欠落そのもの が、確認できる事実です。
順番に見ていきます。
見つからない、というのも立派な確認結果です。
私は「見つからないなら書かない」ではなく、「見つからないと書く」立場です。
① 勧誘の中身|マッチングアプリからSNEA契約まで 編集部に寄せられた 情報提供(二次情報) によると、
流れはこうです。
マッチングアプリで知り合った相手と会ううちに、
次第に 投資話を持ちかけられる ようになったといいます。
その後、その稼ぎ方に詳しいという人物も交えて話すことになり、
FX自動売買ツール「SNEA」 の契約を迫られる、という流れです。
“ 引用
消費生活センターにはマッチングアプリ等で知り合った人から暗号資産やFX等の投資を勧められ、送金したところ、相手と連絡が取れなくなるといった相談が多く寄せられており、こうした場合、お金を取り戻すのは極めて困難です。
出典 国民生活センター「『愛してるから投資して』っておかしくない!?」(2022年12月21日公表)この注意喚起は、Seventh NetやSNEAを 名指ししたものではありません 。
ただし、
「マッチングアプリ経由の投資勧誘」という型そのものは、
国民生活センターが継続して注意喚起している手口と一致します ( 国民生活センター )。
確認ポイント
分析マン的メモ:「良い感じの相手」ほど、儲け話は疑う
これってシンプルなんですよ。
恋愛感情が動いているときほど、 儲け話への警戒心は下がります 。
「簡単そう」と「簡単に勝てる」は、混ぜないでおきましょう。
SNEAの契約条件(情報提供ベース)
契約金額 50万円(税込)(情報提供ベース)
支払い方法 現金手渡しが大半(情報提供ベース)
指定取引口座 Exnessでの口座開設を指示(情報提供ベース) 現金手渡し という支払い方法は、
契約の記録が残りにくい という点で、
あとから返金交渉をする際に不利に働きやすい方法です。
ここは、覚えておいてください。
「自分の場合もこれに当てはまるのか」と迷ったら、ひとりで抱えないでください。
お金を動かす前に、 まずはLINEで確かめてください 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
② 商材とExnessの仕組み|SNEAとExnessの無登録警告 SNEAとは何か SNEAは、
FXの自動売買ツール(EA) として案内されているとみられます。
契約後、取引口座として指定されるのが Exness(エクスネス) です。
画像:Exness公式サイトより。「無制限レバレッジ」等をうたうFX・CFD取引サービス(確認日:2026年9月8日) Exnessは、
無制限レバレッジ という日本の個人FX業者にはない仕組みをうたう海外拠点の取引サービスです。
日本の個人FXは最大25倍までと決められているのに対し、
無制限 というのは、かなり踏み込んだ条件です。
Exness(運営:Nymstar Limited)への関東財務局の警告 注意
2023年4月21日、Exnessは無登録業者として警告を受けています
関東財務局は、 2023年4月21日付 で「Nymstar Limited」に対し、
無登録で金融商品取引業等を行う者 として警告を公表しています。
備考欄には、
「当該業者が提供するサービスの名称は『Exness』である」と 明記 されています。
ネット上の噂ではなく、 公的な警告書に残っている話 です。
画像:関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Nymstar Limited)」より(2023年4月21日公表) “ 引用
無登録で金融商品取引業等を行う者について、金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針II-1-4(4)に基づき、本日、警告を行いましたので、下記のとおり公表いたします。
出典 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(Nymstar Limited)」(2023年4月21日公表)▶ 一次情報: 関東財務局 公表資料 (2026年9月8日閲覧)。
金融庁も、
無登録の海外所在業者について 出金トラブルが多数報告されている と、
継続して注意を呼びかけています( 金融庁 )。
画像:金融庁公式サイトより(初出2009年7月31日、2024年6月28日更新) 無登録の警告が出ている業者に、
私なら新しく口座は作りません。
出金できなくなっても、頼れる窓口が限られるからです。
料金と「稼げる」という話について 情報提供によると、
勧誘の場では 長期的には利益が必ず出る 、 損は出にくい といった説明があったとのことです。
こうした「将来の利益を断定する」説明は、
消費者契約法が定める 断定的判断の提供 に該当しうる行為です( 消費者庁 )。
“ 引用
物品、権利、役務等の将来における変動が不確実な事項につき断定的判断を提供すること。当該提供された断定的判断の内容が確実であるとの誤認。
出典 消費者契約法第4条第1項第2号(消費者庁「消費者契約法逐条解説」より)「損は出にくい」「必ず利益が出る」という言葉を、
そのまま信じる必要はありません。
この数字を裏付ける一次情報は、 編集部の確認でも見当たりません 。
「説明された利益の話が本当か分からない」と思ったら、
一人で判断せず LINEで送ってください 。
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③ 運営会社|Seventh Netの実在性を確認する 公開されている会社概要 Seventh Net 会社概要(勧誘資料・公開情報より)
会社名 Seventh Net
代表者 重森 大輔
所在地(表記) 〒150-0041 東京都渋谷区神南1-8-18-1009
電話番号(表記) 0120-586-068 画像:Seventh Netを名乗るサイトのトップページより(ITソリューションを掲げるコーポレートサイト風のデザイン) 編集部でも、
国税庁法人番号公表サイト および法人検索サービスで、
「Seventh Net」および上記住所に一致する法人情報を確認しました。
その結果、
該当する法人登記は見当たりませんでした 。
確認ポイント
法人登記をしないと、どうなる?
法人登記の申請は、 会社法 で義務付けられています。
登記を怠った会社の代表者には、
最大100万円の過料(会社法第976条) が科されうると定められています( e-Gov法令検索 )。
「登記していない」こと自体が、 会社としての体裁が整っていないサイン のひとつです。 画像:所在地とされる住所周辺のビル外観と地図(建物写真の引用元:SUUMO) 所在地とされる住所そのものは、
JR渋谷駅から徒歩圏内にある実在のマンションでした。
ただし、
建物が実在すること と、 そこにSeventh Netという法人が実在すること は、別の話です。
編集部の確認では、この2つを 結びつける記録 は見当たりませんでした。
私なら、法人登記さえ確認できない相手に、
50万円を現金で払うことはしません。
領収書があっても、会社の実在が確認できないと意味が薄れます。
重森大輔氏について確認できること 重森大輔氏個人については、
編集部が確認できる公開プロフィールは非常に限られています。
Seventh Netの代表として名前が挙げられている、という以上の情報は、
現時点では 確認できていません 。
本記事は、重森大輔氏個人を「詐欺師だ」と断定するものではありません。
「所在地や電話番号を伝えられたが、本当に実在する会社か不安」という方は、
判断材料を 一緒に並べます 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
受け取る側のチェックリスト ここまでの内容を、
チェックリストに 落とし込みます 。
マッチングアプリで知り合った相手から投資話が出てくる → デート商法型の投資勧誘 の典型パターンです 「必ず利益が出る」「損は出にくい」と言われる → 消費者契約法の 断定的判断の提供 に該当しうる説明です 指定された取引口座がExnessなど無登録の海外業者 → 金融庁の無登録業者リスト で確認できます 契約金を現金手渡しで要求される → 記録が残りにくく 、あとの返金交渉で不利になりやすい方法です 運営会社の法人登記が確認できない → 国税庁法人番号公表サイトで 自分でも確認できます 即決を迫られる・連絡が取りにくくなる → 出金拒否や連絡不通 につながりやすいサインです 契約書やクーリング・オフの説明がないまま入金を急かされる → 消費者ホットライン188 にまず相談してください 注意
もう支払ってしまった、という方へ
諦めるのはまだ早いです。
契約の形態によっては、
契約書面を受け取った日から8日以内 なら クーリング・オフ ができる場合があります( 消費者庁 )。
8日を過ぎていても、
不実告知や断定的判断の提供 に該当すれば、 契約の取消しができる余地 があります。
相談先は、
消費生活センター(電話「188」) や弁護士・司法書士があります。 チェックリストで一つでも当てはまるなら、
次の入金は一度止めてください。
私は、会社の実在を確認できない相手には、お金を払いません。
まとめ|3つを混ぜずに分けて見る 表は左右にスクロールできます
切り口 ざっくり結論 判断軸 ①勧誘の中身 マッチングアプリ経由の投資話からSNEA契約・Exness口座開設への誘導 情報提供(二次情報)として参照 ②商材とExnessの仕組み Exnessは関東財務局から 無登録の警告 を受けた業者 確定情報 として参照可 ③運営会社の実在性 Seventh Netの法人登記は編集部の確認でも見当たらない 登記の不存在 は自分でも確認できる
本記事の目的を確認します。
重森大輔氏個人やSeventh Netを、
頭ごなしに全否定したいわけではありません。
ただ、 確認できる事実 と 確認できない事実 を、
混ぜずに並べることが、私たちの役目です。
Exnessへの無登録警告 と 法人登記の不存在 。
この2つは、 今日、あなたも公的資料で確認できます 。
詐欺とは断定しません。
ただ、無登録の警告と法人登記の不存在を見る限り、私はこの契約をおすすめしません。
確認ポイント
「この話、大丈夫かな」と思った方へ
次のどれかに当てはまるなら、LINEで気軽に 投げてください 。
・マッチングアプリの相手から投資話を持ちかけられている
・Exnessなど聞き慣れない業者への入金を指示された
・もうSNEAを契約してしまったが、解約や返金を考えたい
公開資料の範囲で、判断材料を一緒に 並べていきます 。