結論を先に置きます
「世界で最もインテリジェントな仮想通貨ソフトウェアで毎日135,000円〜325,000円を稼ごう」——SNSやWebの広告から誘導される投資プラットフォーム 『Ronevaki(ロネバキ)』 の話です。
まず結論から。
Ronevakiには登録・入金しないでください。
理由は3つ。
① 広告に タモリさんの写真と推薦コメント が使われていますが、本人が関与・推薦した事実は確認できません。
著名人の名前と顔を勝手に使う、典型的な なりすまし型のSNS型投資詐欺 の構造です。
② サイトには 運営会社名・住所・電話番号・特定商取引法の表記が一切ありません。
日本の居住者向けに投資勧誘を行うのに必要な 金融商品取引業の登録も確認できません。
③ 「毎日13万円以上」という数字は、投資の世界では 原理的に保証できない断定表現 です。
この3点を、公的資料と広告の実物スクリーンショットで順番に確認していきます。
結論だけ先に言うと、僕だったら絶対に登録しません。
有名人の顔、毎日13万円以上、運営元不明が並ぶ時点で危険すぎます。
注意
SNS型投資詐欺の被害は1年で約2.8倍に急増しています
警察庁の統計では、令和6年(2024年)のSNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数は10,237件(前年比+166.2%)、被害額は約1,271.9億円(前年比+179.4%) にのぼります。
その入口の多くが、今回のような「有名人がすすめている風の広告」です。
まずは3つに分けて見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 広告で言っていること | 確認できた事実 |
|---|
| ① 広告表現 | 「毎日135,000円〜325,000円」「タモリさん推薦」 | 本人の関与は確認できず。著名人なりすまし広告の典型パターンと一致 |
| ② 登録後の流れ | 「即時所得」「即座に収入を得るチャンス」 | 電話番号を登録させ、人が電話で入金を勧誘する 構造 |
| ③ 運営元 | (記載なし) | 会社名・住所・特商法表記なし。金融庁登録も確認できない |
先に書いておくと、本記事は「Ronevakiで損をした」という個別の被害を認定するものではありません。
やりたいのは、広告に書かれていることと、公的資料・サイトの実物から確認できる事実を分けて並べる ことです。
そのうえで、このサービスが 警察庁 や 消費者庁 が注意喚起している「SNS型投資詐欺」の典型的な特徴とどれだけ重なるかを見ていきます。
こうやって分けると、危ない場所が見えます。
僕は広告全体の雰囲気より、運営者・お金・誘導先を先に見ます。
ここまでで、Ronevakiが「タモリさん推薦」と有名人の顔を前面に出していることを見てきました。
見覚えのある顔が出ると、つい信用してしまうものです。
その推薦が本物か迷ったら、ひとりで判断せずLINEで聞いてください。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
①「タモリさん推薦」は本物か?広告表現を検証する
Ronevakiの広告に掲載された「タモリ」名義の推薦コメント。本人がRonevakiを推薦・利用した事実は確認できません(画像:Ronevaki広告ページより)。Ronevakiの広告には、「タモリ コメディアン、俳優」という肩書付きで、こんなコメントが載っています。
「私はこのプラットフォームを数年間利用しています」
「今日登録することを皆さんにお勧めします」
このコメントを本人が発信した事実は、確認できませんでした。
そして警察庁は、SNS型投資詐欺の注意喚起ページで、こう明言しています。
「著名人などになりすました詐欺広告をクリックして被害に遭うケースが相次いでいます。
著名人が無料で投資教室を開催したり、確実に利益が出る投資話を無料で教えたりすることは基本的にありません」
消費者庁も「著名人・有名人のなりすましと考えられる事例が令和5年度下半期以降、増加傾向にあります」と注意を呼びかけています。
テレビでおなじみの顔が出てくると、つい信用してしまいます。
ですが、その「信用」こそが、この手口の狙い です。
この文言、僕はかなり怪しいと感じます。
本人確認できない推薦コメントを見たら、広告ではなくなりすましを疑います。
「浅井和美」など実在が確認できない人物名と顔写真、星5つ、いいね数まで付けた“体験談”。本物のSNS投稿のように見せる作り になっています(画像:Ronevaki広告ページより)。広告にはさらに、「一度もトレードをしたことがありませんでしたが、想像もできないほどの金額を簡単に稼ぐことができました」といった 利用者風の体験談 が、顔写真・星5つ・いいね数付きで並びます。
ですが、これらの人物が実在し、実際に利益を得たことを裏付ける情報は見つかりません。
冷静に考えてみてください。
本当に毎日13万円以上を自動で稼げる仕組みがあるなら、広告費をかけて他人に教える理由がありません。
電話番号を登録させ、人が電話で入金をすすめてくる作りだと分かりました。
「もう連絡先を伝えてしまった」「電話で勧誘されている」という方もいるかもしれません。
お金を動かす前に、まずはLINEで状況を確かめてください。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
② 登録すると何が起きるか——「出金できない」典型構造
Ronevakiの登録フォーム。名前・メール・電話番号 を入力させ、「マネージャーの電話を忘れずに答えてください」と案内されます。人が電話で勧誘してくる前提の作り です(画像:Ronevaki広告ページより)。登録フォームでは名前・メールアドレス・電話番号を入力させ、「マネージャーの電話を忘れずに答えてください」と案内されます。
この後の流れは、警察庁・国民生活センターに寄せられている SNS型投資詐欺の相談事例と同じパターン をたどると考えられます。
① 「マネージャー」を名乗る人物から電話があり、まず数万円程度の少額入金 を案内される
② 画面上では 「利益が増えている」ように表示される(実際の取引の裏付けはない)
③ 「もっと入金すればさらに増える」と 追加入金を促される
④ 出金しようとすると 「手数料」「税金」名目でさらに入金を要求される
警察庁は「SNSなどを利用した『もうけ話』に注意!!」で、この④の手口について「事前に説明のなかった高額な手数料などを追加で要求することはありません。
エラーなどの解除手数料、契約の解約金、違約金などのさまざまな理由でお金を要求してきます」と、はっきり詐欺の手口として説明しています。
注意
お金が動く順番(記事内記述から再構成)
Ronevakiは、電話番号登録から人による勧誘へ移り、入金後に画面上の利益表示や追加入金要求へ進む 典型構造 として整理できます。
出金時に手数料や税金名目で追加入金を求められたら、それ以上は支払わないでください。
- 1名前・メールアドレス・電話番号を登録する
- 2「マネージャー」を名乗る人物から 電話で入金を案内される
- 3画面上で利益が増えているように表示される
- 4追加入金を促される
- 5出金時に手数料・税金などの名目でさらに支払いを求められる
電話番号を渡した後は、相手の勧誘ペースに巻き込まれます。
僕なら、フォーム入力の前で必ず止まります。
注意
「画面上の利益」はお金ではありません
この種の偽プラットフォームでは、管理画面の数字は運営側が自由に書き換えられます。
「利益が出ている表示」と「出金できること」はまったく別 です。
出金の段階で追加入金を求められたら、それ以上は1円も振り込まないでください。
③ 運営元を調べる——会社名すら出てこない
Ronevakiのサイト最下部。あるのは「© 著作権所有 - Ronevaki」の一文だけ。運営会社名・住所・電話番号・特商法表記が一切ありません(画像:Ronevakiサイトより)。Ronevakiの運営情報(サイト記載ベース)
- サイト
- ronevaki.com
- 運営会社
- 記載なし
- 住所・電話番号
- 記載なし
- 特定商取引法の表記
- なし
- 金融商品取引業の登録
- 確認できず(2026年6月10日時点)
お金を預けさせるサービスなのに、誰が運営しているのかが一切書かれていません。
ここで大事な公的ルールをひとつ。
日本の居住者を相手に金融商品取引(投資運用や勧誘)を業として行うには、金融商品取引法に基づく登録 が必要です。
金融庁は「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」で、こう明記しています。
「海外所在業者であったとしても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、金融商品取引業の登録が必要です」「日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています」
なお、金融庁が公表している無登録業者の警告リストに「Ronevaki」の名称は 2026年6月10日時点では確認できませんでした。
ただしこのリストは「警告書を出した業者」だけを載せるものなので、載っていない=安全という意味ではありません。
むしろ、会社名を一切名乗らない業者は警告の出しようがない、とも言えます。
会社名すら出てこない相手に、お金を預ける理由はありません。
載っていない情報が多いほど、僕は手を出しません。
出金時に手数料や税金の名目で、さらに入金を求められる流れまで見てきました。
「自分のケースは取り戻せるのか」と不安な方も多いはずです。
追加で振り込む前に、ひとりで抱えずLINEで相談してください。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
もう入金してしまった場合——やるべきことは2つ
「すでに登録した」「入金してしまった」という方は、追加入金を止めること と すぐ相談すること の2つだけ、先にやってください。
① 警察相談専用電話「#9110」または最寄りの警察署へ
振込先口座が分かる資料(振込明細・やり取りのスクリーンショット)を残したまま相談してください。
② 振込先の金融機関に連絡し、口座凍結を依頼する
詐欺に使われた口座は、振り込め詐欺救済法に基づいて凍結でき、口座に残高が残っていれば 被害回復分配金 の支払いを受けられる可能性があります。
預金保険機構はQ&Aで「被害者の方へ分配される額は、振込先口座が凍結された時の残高が上限」と説明しています。
残高が引き出される前の早さが勝負 です。
申請の窓口は 振込先の金融機関 で、支払申請期間を過ぎると分配金を受け取れません。
制度の詳細は金融庁の案内ページにまとまっています。
入金後に一番やってはいけないのは、取り戻すための追加入金です。
証拠を残して、公的窓口へ先に相談してください。
ヒント
「取り戻し代行」をうたう二次勧誘にも注意
投資詐欺の被害者を狙って「被害金を取り戻せます」と近づき、着手金をだまし取る 二次被害 も報告されています。
相談先は、警察(#9110)・消費生活センター(188)・弁護士会の法律相談 など、公的な窓口を最初に選んでください。
解約・退会・返金はできる?
Ronevakiは、記事内で確認できる範囲では、運営会社名・住所・電話番号・特商法表記が一切ありません。
そのため、返金・解約条件の記載も確認できませんでした。
お金を払う前に、総額・返金条件・解約/退会の期限・自動更新の有無を必ず確認してください。
Ronevakiのように運営元と出口条件が見えない相手には、登録も入金もしないでください。
注意
入金済みなら返金交渉より先に相談する
記事内に根拠のある返金日数・返金率・解約金額はありません。
すでに入金してしまった場合は、追加入金を止め、振込明細・やり取り・サイトURLなどの証拠を残して、警察や振込先金融機関へ早めに相談してください。
返金条件が見えない相手に、取り戻すためのお金を重ねるのは危険です。
僕なら、証拠を残して公的窓口へ先に相談します。
まとめ|「有名人の顔」はもう信用の根拠にならない
- Ronevakiはタモリさんの写真と偽の推薦コメントを使う、なりすまし型のSNS型投資詐欺の構造と一致 する
- 「毎日135,000円〜325,000円」という数字に 裏付けはなく、体験談も実在が確認できない
- 運営会社名・住所・特商法表記が一切なく、金融商品取引業の登録も確認できない
- 登録すると 電話勧誘→少額入金→偽の利益表示→追加入金→出金時の手数料請求 という典型パターンが想定される
- 入金してしまった場合は、追加入金を止めて 警察(#9110)と振込先金融機関へ。口座凍結は早い者勝ち
最後にもう一度だけ。
SNS型投資詐欺の被害は、警察庁の統計で 1年に約1272億円 。
その多くが「有名人の広告」から始まっています。
広告に有名人が出ていても、それは その人が本当に推薦している証拠にはなりません。
判断の根拠にすべきは、運営会社が名乗っているか・金融庁の登録があるか・現実的な数字か の3つです。
Ronevakiは、この3つすべてが欠けています。
登録も入金も、しないでください。
詐欺と断定する以前に、登録しない理由が十分に揃っています。
僕なら、有名人広告を見た時点で閉じます。
確認ポイント
「この広告、本物?」と迷ったら
気になっている広告のスクリーンショット、誘導されたサイトのURL、LINEのやり取り——どんな材料でも大丈夫です。
編集部の目で、運営会社の実体・金融庁登録の有無・広告表現の危険度 を公的資料に当たって整理します。
登録・入金の前に、一度確認させてください。
相談料は無料です。