結論を先に置きます 「20代で純資産4億円」「ドバイ在住の海外不動産投資家」「YouTube登録者15万人」——宮脇さき(宮脇咲)氏は、海外不動産投資コンサルタントとして強い実績を掲げています。
まず結論から。
現時点で 「これは詐欺だ」と断定できる公的な証拠は確認できません 。
金融庁の 無登録業者リスト に「宮脇さき」「UNI GROUP」の掲載は確認できず、行政処分の記録も見当たりませんでした。
ただし、 華やかな数字や肩書きだけでお金を預けるのは、慎重になった方がいい案件 です。
理由は3つ。
① 「純資産4億円」「国内不動産3棟18室」といった実績は、 本人発信のみで第三者が検証できる裏付けが確認できません 。
② 海外不動産・暗号資産を使った高利回りの投資手法は、 再現性・為替・現地の法制度・出金トラブルといったリスク がつきまといます。
③ 運営とされる UNI GROUP FZCO はUAE(ドバイ)の法人とされ、 日本の法人番号は確認できません (海外法人のため)。
この3点を、順番に見ていきます。
結論だけ先に言うと、僕は数字より先に「誰が確認したのか」を見ます。
4億円もドバイも、本人が言っているだけなら鵜呑みにはしません。
まずは3つに分けて見る 表は左右にスクロールできます
切り口 発信されていること 冷静に見たときの注意点 ① 実績・プロフィール 「20代で純資産4億円」「国内不動産3棟18室」 いずれも本人の自称 。第三者による独立した確認はできない ② コンサルの中身 「海外不動産で高利回り」「ドバイ移住で資産形成」 再現性・為替・現地法制度・出金 のリスクが残る高利回り話 ③ 運営会社 UNI GROUP FZCO(ドバイ) 日本の法人番号は確認できない (海外法人)。実態は個別確認が必要
先に書いておくと、本記事は宮脇さき氏個人を「詐欺師だ」と決めつけるものではありません。
やりたいのは、 本人が発信している実績と、公的資料で裏が取れる事実を分けて並べる ことです。
海外不動産は 一件あたりの金額が大きい 分野だからこそ、「期待させる数字」と「確認できる事実」を、きっちり 分けて見ていきます 。
華やかな経歴ほど、実態確認が必要です。
僕なら、契約の前に「数字の出どころ」を必ず分けて考えます。
ここまでで、発信されている実績と公的資料で裏が取れる事実は、分けて見るべきだと整理しました。
でも、自分が見ている広告やSNSがどこまで本当なのか、ひとりだと判断しづらいですよね。
気になる案件やLINEがあれば、 無料で編集部に確かめてください 。
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① 自称プロフィールと実績を検証する 宮脇さき氏のX公式プロフィール。「国内3棟18室」「ジョージア・トルコ・UAEに不動産を所有」「取材実績 週刊現代・現代ビジネス・日刊SPA!」などの実績が並びます。ただし、保有不動産の件数や純資産は 本人発信であり、第三者が確認できる公的資料は見つかりません (画像:宮脇さき公式Xより)。 宮脇さき氏が公式サイト・YouTube・X・noteで発信しているプロフィールは、おおむね次の通りです。
1997年宮崎県生まれ/お茶の水女子大学卒/2021年にドバイ移住/国内不動産3棟18室を保有/純資産4億円 。
このうち、 学歴・純資産・保有不動産の件数は、本人の発信が唯一のソース です。
本人noteでは「大学生のときからわずか5年で純資産が4億円までになった」と書かれていますが、これを第三者が独立して検証できる資料は確認できませんでした。
数字が具体的なほど、本当っぽく見えます。
でも、確認できるのは「本人がそう言っている」ところまで。僕はそこで一段ブレーキを踏みます。
注意
細かい点だが、卒業年に食い違いがある
プロフィールの細部を見ると、 お茶の水女子大学の卒業年が、本人noteでは「2019年」、公式サイトやKADOKAWAの著者プロフィールでは「2020年」 と1年食い違っています。
どちらが正しいかを断定する材料はありませんが、 自己発信のプロフィールは、媒体ごとに数字や年が変わることがある という一例です。
「書いてあるから本当」ではなく、 誰が確認した情報か を意識する材料になります。
YouTubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」。登録者17万人超と、発信力そのものは確かにあります。ただし 登録者数の多さは「投資手法が正しい」「儲かる」ことを保証しません (画像:宮脇さき公式YouTubeより)。 確認ポイント
分析マン的メモ:実在・著書あり=安全、ではない
宮脇さき氏は実在し、KADOKAWAから著書『世界の新富裕層はなぜ「オルカン・S&P500」を買わないのか』( 書誌情報 ・2025年8月刊)も出ています。
これは なりすまし型の偽広告とは明確に違う 点です。
ですが、 本が出ている・登録者が多い・実在することと、その投資手法で自分が儲かることは、別の話 です。
発信力や肩書きは、投資判断の根拠そのものにはなりません。 実績の多くが本人発信で、第三者の裏付けが取りにくいことを見てきました。
「有名だから」「本も出てるから」で安心していいのか、迷いますよね。
気になる発信者がいたら、 契約や入金の前にLINEで一度相談 してみてください。
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② 海外不動産投資コンサルの中身とリスクを見る 宮脇さき氏の公式note。「富裕層への資産コンサルティング」「海外移住支援」を掲げています。海外不動産は魅力的に語られがちですが、 国内不動産とは違うリスク が伴います(画像:宮脇さき公式noteより)。 宮脇さき氏が発信するのは、主に ドバイなど海外の不動産投資と海外移住 をテーマにしたコンサルティングです。
海外不動産そのものは、合法的な投資対象です。
ですが、 国内不動産にはない固有のリスク があります。
① 為替リスク :物件が値上がりしても、円高になれば日本円での利益は減ります。
② 現地の法制度・税制リスク :所有権の扱いや課税、契約のルールが日本と異なります。
③ 再現性のリスク :「過去にこれだけ儲かった」は、 これから同じ結果が出ることを保証しません 。
④ 出金・送金のトラブル :海外口座からの資金移動でつまずく事例もあります。
海外不動産は「夢」で語られがちです。
僕が見るのは夢の部分ではなく、為替・税金・出口(売れるか・送金できるか)です。
著書に寄せられた読者レビューの一例(星3つ)。「再現性は低い」「手法は高度で複雑」という指摘です。あくまで一読者の感想ですが、 同じ手法を一般の人がそのまま再現できるとは限らない ことを示す声として参考になります(画像:Amazonレビューより)。 上の読者レビューのように、 「手法が高度で複雑」「再現性は低い」 という見方は、著書の読者からも出ています。
本人が成功していること自体を否定するものではありません。
ですが、 「この人が成功した方法=自分も同じように成功できる方法」ではない という視点は、コンサル料や紹介された物件にお金を払う前に、必ず持っておきたいところです。
注意
「高利回り」「必ず増える」と聞こえたら一段警戒
海外不動産でも暗号資産でも、 「必ず儲かる」「高利回りを保証」 という言い方が出てきたら、まず疑ってください。
金融庁は 詐欺的な投資勧誘 について、「必ず儲かる」とうたう高利回りな投資話に注意するよう繰り返し呼びかけています。
本当に確実に儲かる手法があるなら、他人に教えるより自分だけで運用した方が得 です。
強い数字を見たら、期待よりも先に 「なぜその利回りが出せるのか」「リスクは何か」を確認 してください。 ③ 運営会社と登録状況を公的資料で確認する ここからは、印象ではなく 公的資料で裏が取れる範囲 の話です。
宮脇さき氏の事業の運営元としては、 UNI GROUP FZCO という名称が示されています。
「FZCO」はUAE(ドバイ)のフリーゾーンに設立される法人形態です。
運営が海外法人というだけで違法ではありません。
ただ、何かあったとき日本の法律や窓口でどこまで守られるかは、先に考えておきたいです。
運営・登録状況(公的資料で確認した範囲)
運営とされる法人 UNI GROUP FZCO(UAE・ドバイのフリーゾーン法人とされる)
日本の法人番号 確認できない (海外法人のため、国税庁の法人番号は付与されない)
金融庁の無登録業者リスト 「宮脇」「UNI」の掲載は 確認できなかった
行政処分・警告の記録 確認できなかった(=詐欺と断定できる公的証拠はない) 注意
海外法人だからこそ確認したいこと
運営がUAE法人とされる場合、 契約トラブルが起きたときに日本の消費者保護のしくみが及びにくい ことがあります。
金融庁は 無登録の海外所在業者による勧誘 について、 海外業者でも日本の居住者を相手に金融商品取引を業として行う場合は日本の登録が必要 だと説明しています。
ただし「海外不動産の紹介」や「移住コンサル」が金融商品取引業に当たるかは、提供される内容によります。
現時点でUNI GROUP FZCOが無登録で違法業務を行っていると断定できる公的根拠はありません 。
だからこそ、 契約前に「何を・誰が・どの国の法律のもとで提供するのか」を書面で確認 してください。 “ 引用
海外所在業者であったとしても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、金融商品取引業の登録が必要です。日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています。
出典 金融庁「無登録の海外所在業者による勧誘にご注意ください」申し込み・契約前に確認したいこと 宮脇さき氏のコンサルや紹介案件そのものについて、 返金条件や解約ルールを公的資料で確認することはできませんでした 。
だからこそ、 お金を払う前に自分で確認する ことが大切です。
① コンサル料・物件価格の 総額 はいくらか。
② 中途解約や返金の条件は書面にあるか。
③ 紹介される物件の名義・所有権・現地の税金は誰が説明するのか。
④ 送金・出金の方法と手数料は明確か。
注意
「振込先が個人名義」は危険信号
消費者庁は、 投資資金の振込先に個人名義の口座を指定されたら、それは詐欺 だと明言しています。
「 いったん振込してしまうと、被害回復が困難です 」とも書かれています。
相手が実在の発信者でも、 支払い方法や振込先に違和感があれば、その時点で立ち止まる のが鉄則です。 出口=やめ方とお金の戻り方を先に確認しておくと、後で困りません。
返金条件が見当たらない時点で、僕は慎重になります。
運営が海外法人で、返金・解約の条件も公的には確認できないことが分かりました。
ここまで読んでも「結局、自分は申し込んでいいのか」が決めきれない方もいると思います。
契約や入金の前に、 気になる点をそのまま編集部にぶつけてください 。
投資詐欺検証ラボ LINE相談窓口
申し込み前のチェックリスト 「純資産◯億円」「必ず増える」「高利回り保証」 など、検証できない数字や断定がないか 実績が 本人発信のみで、第三者の確認が取れないものではないか 海外不動産特有の 為替・現地法制度・税金・出金 のリスク説明があるか コンサル料・物件価格の 総額と返金条件 が、申し込み前に書面で示されているか 運営会社の所在国と、 トラブル時にどの国の法律・窓口で守られるか が説明されているか 振込先が個人名義 になっていないか(個人名義は危険信号) お金を動かす前に、 金融庁・国民生活センターの注意喚起 と照らし合わせたか 背景として、SNS発の投資・もうけ話のトラブルはいま 急増 しています。
国民生活センター の集計では、SNSをきっかけに著名人を名乗る等として勧誘される相談は 2021年度の52件から2023年度には1629件 へと 跳ね上がっています 。
同センターは、こうも注意しています。
“ 引用
投資資金の振込先に個人名義の口座を指定された場合、それは詐欺です。いったん振込してしまうと、被害回復が困難です。
出典 消費者庁・国民生活センター(公表資料より)まとめ|3つを分けて、冷静に見る 表は左右にスクロールできます
切り口 編集部の見立て 押さえる軸 ① 実績・プロフィール 純資産4億円・3棟18室は 本人の自称 。第三者確認はできない 「誰が確認した数字か」を必ず分ける ② コンサルの中身 海外不動産・高利回りは 再現性と固有リスク が残る 為替・法制度・税金・出金を 契約前に確認 ③ 運営会社 UNI GROUP FZCO(ドバイ)。 日本の法人番号・無登録リスト掲載は確認できない 所在国とトラブル時の窓口を 書面で確認
もう一度、整理します。
宮脇さき氏は実在し、著書もあり、現時点で 「詐欺」と断定できる公的証拠は確認できません 。
ですが、 「20代で純資産4億円」「国内3棟18室」という実績は本人の自称 で、 海外不動産・高利回り投資には再現性や為替・法制度・出金のリスク があり、運営とされる UNI GROUP FZCOは海外法人で日本の法人番号も確認できない ——この3点を合わせると、華やかな数字や肩書きに乗ってそのままお金を預けるのは、 相当に慎重になるべき案件 です。
大事なのは、実績の数字で気持ちを動かす前に、 「その数字は誰が確認したのか」「リスクは何か」「総額と返金はどうなるのか」を、公的資料と事実で確かめる こと。
この読み方さえ身につけば、強い実績の発信に振り回されて損をする事態は、かなり避けられます。
詐欺と断定する話ではありません。
ただ、実績の出どころとリスクを見る限り、僕なら数字だけで判断はしません。
確認ポイント
「この海外不動産コンサル・投資コミュニティ、申し込んで大丈夫?」と迷ったら
届いた広告・LINEのメッセージ、発信者名、案内された金額——どんな材料でも大丈夫です。
編集部の目で、 実績の裏付け・運営会社の実体・登録の有無・海外不動産のリスク を、公的資料に当たって整理します。
「強い数字の印象」ではなく「固い事実」で判断するお手伝いをします。
相談料は無料です 。