結論を先に置きます
結論を先に置きます。
断定はしません。
マネトレ大学について、詐欺だと断定できる公的な証拠は確認できません。
ですが、受講料が最後まで見えないまま、申し込みを急ぐのはおすすめしません。
理由は、大きく3つあります。
① 法人としての実在性は、国税庁データで確認できます。
運営会社「GA Partners株式会社」は、国税庁の法人番号公表サイトで、法人としての登録が確認できます。
この点は、安心材料の一つです。
② 受講料は、どのコースも金額が非公開です。
「全25回」「全8回」とカリキュラムは細かく書かれているのに、支払う金額だけがどこにも出てきません。
案内は、無料体験セミナー参加後に個別で行われる仕組みです。
③ SNS上での自然な口コミが、非常に少ない状態です。
見つかる投稿の多くは、公式または関係者と見られるアカウント発のものでした。
口コミ(二次情報)としても、裏付けとなる第三者の声がほとんど見当たりません。
正直に言うと、料金が最後まで見えないサービスに、私は良い印象を持ちません。
実在する会社だからこそ、なおさら金額はきちんと開示してほしいところです。
まずは3つに分けて見る
3つとも別々の話に見えて、実は根っこは同じです。
『説明できることは説明する、できないことは非公開のまま』という姿勢が、あちこちに表れています。
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 広告・LPで言っていること | 冷静に見たときの注意点 |
|---|
| ① 運営会社・代表者 | 「GS出身」「京都大学首席卒業」の代表・尾崎邦明氏が「金融人生を共に歩む」と発信 | 法人としての実在は国税庁の法人番号公表データで確認できますが、学歴・資格は本人発信以外の第三者裏付けが限定的です |
| ② 受講料 | 「全25回」「全8回」など授業回数・カリキュラムは細かく明記し、参加満足度98.7%を訴求 | 具体的な受講料はどのコースも一切非公開。無料体験セミナー参加後に個別案内される仕組みです |
| ③ 勧誘導線・口コミ | 「卒業のない大学」「家族も無料で参加可能」という手厚さを訴求 | SNS上の自然発生的な口コミは非常に少なく、見つかる投稿の多くは公式・関係者アカウント発です |
尾崎邦明さん個人を、詐欺師だと決めつけるものではありません。
やりたいのは、広告の言葉と、確認できる事実を分けて並べることです。
ここから、①②③を混ぜずに、順番に見ていきます。
①運営会社・代表者の実在性と経歴を検証する
「金融人生を共に歩む」というコピー、悪くはないと思います。
ただ、それを言うなら、代表者の経歴くらいは第三者資料でも裏付けてほしいです。
マネトレ大学の運営会社は、
GA Partners株式会社です。
代表を務めるのは、
本人発信によれば尾崎邦明氏という人物です。
京都大学工学部建築学科在学中に、
建築図面制作会社THE PERSを創業。
(現Architech株式会社)と紹介されています。
同大学を首席で卒業後、
ゴールドマン・サックス証券に新卒入社したという経歴です。
配属先は、
アジア株式のアルゴトレーディングチームだったとされています。
国内外の機関投資家向けに、
アルゴリズムを駆使したエクゼキューションサービスを展開してきた、
という説明です。
2021年に独立して、
GA Partners株式会社を設立。
東京アーバンコンサルティング株式会社と業務提携し、
不動産コンサルティング業も手がけているという説明です。
尾崎邦明氏のプロフィール(本人発信によれば)
- 学歴
- 京都大学工学部建築学科卒業(首席)
- 在学中の創業歴
- 建築図面制作会社THE PERS(現Architech株式会社)を創業
- 新卒での職歴
- ゴールドマン・サックス証券 アジア株式アルゴトレーディングチーム
- 現職
- GA Partners株式会社 代表取締役CEO(2021年設立)/東京アーバンコンサルティング株式会社と業務提携
- 保有資格(本人発信)
- 日本証券アナリスト協会認定プライマリー・プライベートバンカー/金融商品仲介業者所属/宅地建物取引士/米国不動産経営管理士(CPM)
「京都大学建築学科大学院首席卒業」。
この手の学歴・資格の記載は、本人発信によればという前提で受け止めておくのが安全です。
では、ここまでの経歴に、
第三者の裏付けはあるのでしょうか。
ゴールドマン・サックス証券出身、
GA Partners代表取締役CEOという部分は、
日本経済新聞の記事で、
報道ベースの裏付けが取れます。
記事名は「『市場に潜むギャップを重視』
GA Partners尾崎邦明氏(運用の達人)」
(2024年5月1日)です。
iU情報経営イノベーション専門職大学の
教員紹介ページにも、
同様の経歴が記載されていました。
ただし、次の4点については、
本人・公式サイト発信以外の第三者資料が見つかりませんでした。
「京都大学建築学科大学院首席卒業」
「日本証券アナリスト協会認定プライマリー・プライベートバンカー」
「宅地建物取引士」
「米国不動産経営管理士(CPM)」
この点は、
裏付けが取れない情報として受け止めておいた方がよさそうです。
参加満足度の数値は自社公表で、算出根拠の記載はない(出典:マネトレ大学公式サイト gapartners.co.jp/mtu/ より編集部撮影・2026年8月26日確認)経歴とあわせて、
目に留まるのが「参加満足度」の数値です。
トップページでは98.7%、
このバナーでは99%と、
表記も揺れています。
いずれも、
算出方法や調査対象の記載は見当たりません。
第三者機関による算出という説明もなく、
自社公表の数値と見るのが妥当でしょう。
学歴の華やかさや満足度の高さと、
次に見る受講料が非公開である姿勢は、
別物として切り分けて見ていく必要があります。
②受講料が非公開のまま契約する仕組みを見る
「全25回・週2回×3ヶ月」とスケジュールは細かいのに、
肝心の金額だけが書かれていません。
これは、僕は気になります。
マネトレ大学には、
マスターコース・トレーダーコース・スタンダードコースの3つが用意されています。
どのコースも、
授業回数や期間はきちんと書かれています。
ですが、
肝心の受講料だけが、どこにも見当たりません。
表は左右にスクロールできます
| コース名 | 授業回数・期間 | 主な内容 | 料金の記載 |
|---|
| マスターコース | 全25回・1.5h/週2回×3ヶ月 | 個別質問への永久サポート付き | 非公開 |
| トレーダーコース | 全8回・1.5h/週1回×2ヶ月 | プロによる個別フィナンシャルアドバイス3回(個別銘柄の推奨はしないと明記) | 非公開 |
| スタンダードコース | 全15回・1.5h/週1回×3ヶ月 | 個別フィナンシャルアドバイス3回 | 非公開 |
マスターコースの授業回数は明記されているが、受講料の金額はどこにも記載がない(出典:マネトレ大学公式サイト gapartners.co.jp/mtu/ より編集部撮影・2026年8月26日確認)トレーダーコースには、
「個別銘柄の推奨はしておりません」という注記があります。
プロによる個別アドバイスをうたいながら、
こちらも受講料の記載はありません。
“引用
出典マネトレ大学公式サイト「トレーダーコース」(gapartners.co.jp/mtu/、2026年8月26日確認)
トレーダーコースにも料金の記載はない(出典:マネトレ大学公式サイト gapartners.co.jp/mtu/ より編集部撮影・2026年8月26日確認)スタンダードコースと、
全コース共通特典(外部講師セミナー)にも、
料金の記載は見当たりません。
ここでも、
用意されているのは「無料体験セミナー」への入り口のみです。
スタンダードコースと全コース共通特典(外部講師セミナー)にも料金の記載はなく、「無料体験セミナー」への導線のみが用意されている(出典:マネトレ大学公式サイト gapartners.co.jp/mtu/ より編集部撮影・2026年8月26日確認)編集部で、
2026年8月26日にマネトレ大学公式サイトを直接確認しました。
3コースとも授業回数は記載されているのに、金額の記載は一切ありません。
用意されている導線は「無料体験セミナー」と「入学申し込み/お問い合わせ」だけです。
| 確認媒体 | 確認結果 |
|---|
| 編集部による公式サイト直接確認(2026年8月26日) | 3コースとも授業回数は記載、金額の記載なし。「申し込み/お問い合わせ」導線のみ |
| well-lab.jp(第三者検証記事) | 「最も重要な受講料金については公開ページでは確認できませんでした」と明記 |
| oldsolty.com(第三者検証記事・2026年8月13日公開) | 同様に受講料の非公開を指摘 |
参加満足度98.7%という数字は目立ちますが、
算出根拠は書かれていません。
金額を隠したまま満足度だけ強調するバランスに、
違和感があります。
総額が分からないまま、
無料体験セミナーへ進む方も少なくないはずです。
申し込みや問い合わせの前に、
金額がいつ・どこで提示されるのかを確認しておくと安心です。
ここまでで、マネトレ大学は受講料がどのコースも非公開で、無料体験セミナーで初めて金額が提示される仕組みを見てきました。
『参加したら結局いくらかかるのか』が事前にわからないまま契約を決めるのは、誰でも不安なものです。
申し込みの前に、提示された金額が妥当かLINEで確認してみてください。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
③勧誘導線とSNS上の口コミの少なさを確認する
無料体験セミナーに行かないと、金額が分かりません。
この導線自体は、珍しいものではないです。
ただ、事前に総額を調べる手段が、読者側にほとんどないのが弱点だと思います。
マネトレ大学の申し込み導線を、
順番に整理しておきます。
公式サイトの説明を読んだだけでは、
受講料にはたどり着けません。
- 1公式サイト(gapartners.co.jp/mtu/)でコース説明を読む(料金は非表示)
- 2「無料体験セミナーを受講する」から申し込む
- 3無料体験セミナーに参加する
- 4セミナー内、または個別フォローアップで受講料・コース内容が案内される
- 5契約・受講料の一括前払いへ進む
この流れ自体は、
珍しいものではありません。
問題は、
無料体験セミナーの前に、
総額を確認する手段がない点です。
SNS上の口コミの状況も、
合わせて確認しました。
第三者検証記事のwell-lab.jpは、
X(旧Twitter)上の投稿を調べたうえで、
次のように書いています。
“引用
そもそもマネトレ大学に言及している口コミ自体がほとんど見当たりませんでした。確認できた投稿の多くは公式アカウントや関係者による告知・PR投稿であり、自然発生的な利用者レビューはほぼ確認できません。
出典投資ドクターさわの投資ブログ(well-lab.jp)「GAパートナーズのマネトレ大学は怪しい?学長の尾崎邦明氏は何者?料金・評判・マネトレ運用部の実態を調査」(2026年8月26日閲覧)
別の検証記事oldsolty.com(2026年8月13日公開)も、
口コミだけで判断すべきではないと注意を促しています。
2媒体で、
自然な口コミの少なさについてクロスチェックが取れる形です。
X(旧Twitter)では、
入学費用に関する声も見つかります。
ある投稿では、
「入学するのにいくらお金かかるかわからないけど、結局金儲けなんじゃないかと思ってしまう」
という趣旨の声が観測されています。
ただし、
この投稿の内容は、
編集部では未検証です。
一つの見方として、
受け止めてください。
SNSの口コミが少ないこと自体は、悪いことばかりではありません。
ただ、見つかる声の多くが公式・関係者発信だと知ったうえで読むべきです。
SNS上の反応を踏まえたうえで、
次は運営会社の実在性を見ていきます。
特定商取引法の表記と、
国税庁の法人番号サイトの情報を、
突き合わせます。
運営会社・GA Partners株式会社を調べる
法人としての実在は、国税庁の資料ではっきり確認できます。
ここは素直に評価していい点です。
GA Partners株式会社 法人情報
- 商号
- GA Partners株式会社
- 法人番号
- 8140001121253
- 法人番号指定日
- 2021年4月19日
- 本店所在地
- 東京都港区浜松町1丁目17-8 長谷川ビル3階
- 代表者
- 尾崎邦明氏
この情報は、
国税庁の法人番号公表サイトで、
直接確認できる内容です
(2026年8月26日閲覧)。
公式サイトの会社概要に書かれている内容とも、
一致しています。
注意
同名の別会社に注意
検索すると、
同名の別会社が見つかることがあります。
広島市の「株式会社GAパートナーズ」
(法人番号7240001022046)です。
2010年設立で、代表は松岡浩人氏。
事業内容は、不動産業です。
マネトレ大学を運営するGA Partners株式会社とは、
一切関係のない、別の法人です。
名前が似ているだけなので、
混同しないよう注意してください。
表は左右にスクロールできます
| 項目 | GA Partners株式会社(マネトレ大学運営) | 株式会社GAパートナーズ(広島・無関係の別法人) |
|---|
| 法人番号 | 8140001121253 | 7240001022046 |
| 設立 | 2021年4月19日 | 2010年 |
| 本店所在地 | 東京都港区浜松町1丁目17-8 長谷川ビル3階 | 広島市 |
| 事業内容 | 金融教育スクール運営 | 不動産業 |
| 代表者 | 尾崎邦明氏 | 松岡浩人氏 |
次に、行政の一次情報を確認します。
金融庁が公表している
「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」
(令和8年7月22日更新)を確認しました。
GA Partners・マネトレ大学・尾崎邦明氏の名称は、
このリストに掲載されていません。
消費者庁・国民生活センターのサイト内検索でも、
「マネトレ」「GA Partners」「尾崎邦明」に関する
行政処分や注意喚起の情報は、確認できませんでした。
ただし、これは網羅的なデータベース検索ではありません。
現時点で確認できない、という以上の意味は持たせられません。
もう一点、気になるところがあります。
公式サイトの資格欄には、
「金融商品仲介業者所属」という記載があります。
ですが、登録番号や、所属先の金融商品取引業者名の記載がありません。
法人としての登録なのか、
所属する講師個人の話なのか、
公開されている情報だけでは判別できません。
広島に同名の別会社があるのは、紛らわしいですが無関係です。
混同して評判を判断しないよう、ここは注意してください。
ここまで見てきた範囲では、
「詐欺だと断定できる公的記録」は見当たりません。
法人としての実在は確認できる一方で、
料金体系や仲介業者としての裏付けには、
まだ詰め切れていない部分があります。
次は、解約や返金の実態を見ていきます。
解約・退会・返金はできる?
受講料が最後まで公開されないなら、
解約条件やクーリングオフの扱いも
非公開のままだと考えておいた方が安全です。
契約前に、必ず書面でもらってください。
マネトレ大学の公式サイトを、
編集部で改めて確認しました
(2026年8月26日確認)。
受講料と同じく、
解約・退会・返金・クーリングオフの条件についても、
記載は見当たりませんでした。
確認ポイント
クーリングオフを知っておく
特定商取引法には、
契約の種類によって、
クーリングオフという制度があります。
一定期間内なら、
無条件で契約を解除できる仕組みですが、
対象になるかは契約の形態次第です。
マネトレ大学の契約が対象かどうかは、
編集部では判断できません。
不明な点は、
消費者ホットライン188(国民生活センター)へ相談できます。
料金も、解約条件も、
公式サイト上だけでは確認しきれません。
ここから、
申し込む前に自分の手で確認できることを、
整理します。
申し込み前のチェックリスト
どれも今日、
自分の手で確認できることばかりです。
面倒でも、
契約書にサインする前にやってください。
- 無料体験セミナーで、3コースそれぞれの総額(受講料一括前払いの具体金額)が、書面で提示されるか確認する
- 見積り・契約書面に、クーリングオフや中途解約時の返金条件が明記されているか確認する
- 尾崎邦明氏の学歴・資格(京都大学首席卒業、CPMなど)について、本人発信によれば、という前提を外れる第三者資料があるか、自分でも調べる
- 運営会社「GA Partners株式会社」を国税庁の法人番号公表サイト(法人番号8140001121253)で検索し、本店所在地が公式サイトの会社概要と一致しているか確認する
- 金融庁の無登録業者リストで、「GA Partners」「マネトレ大学」「尾崎邦明」の名称が掲載されていないか、契約直前にも改めて検索する
- 「金融商品仲介業者所属」の記載がある場合、登録番号と所属先の金融商品取引業者名が明記されているか確認する
- SNSで自然発生的な受講者の口コミ・体験談を自分でも検索し、公式・関係者発信ばかりでないか確かめる
まとめ|結論は「申し込みは急がない」
詐欺だと決めつける材料はありません。
ただ、金額が最後まで出てこないうちは、
僕なら申し込みを急ぎません。
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 編集部の見立て | 押さえる軸 |
|---|
| ① 運営会社・代表者 | 法人としての実在・所在地は国税庁データで確認できる。学歴・資格は本人発信によるものが中心で、第三者の裏付けは限定的 | 法人番号での実在確認と、経歴の「本人発信によれば」という線引き |
| ② 受講料 | 3コースとも授業回数は明記されるが、金額はどこにも公開されていない | 総額を無料セミナー参加前に文書で確認できるか |
| ③ 勧誘導線・口コミ | 無料セミナーを起点にした導線で、SNS上の自然な口コミは非常に少ない | 公式・関係者以外の声を自分でも探す姿勢 |
現時点で、
金融庁の無登録業者リストへの掲載や行政処分の記録は確認できません。
ただし、
受講料が最後まで公開されないまま話が進む点は、
契約前に必ず確認してください。
結論として、
受講料が明示されるまでは申し込みを急がない
ことをおすすめします。
確認ポイント
一人で契約の是非を判断するのが不安なときは、
申し込む前にLINEで相談してください。
案件名・URL・勧誘資料のスクショを送っていただければ、
金融庁の登録状況や国税庁の法人情報と突き合わせて、
整理します。
相談は無料です。