結論を先に置きます
結論からいきます。
『まめのインスタ教材』は、Instagramアカウント『まめ』(@mame_room_)が販売する、SNS運用ノウハウの教材です。
販売LPには『販売開始から3日間で1億円』『2年間の購入者累計1.9万人以上』『業界No1の収益&フォロワー実績者数』と書かれていますが、
これらの数字を裏付ける資料は、LP上のどこにも提示されていません。
この案件が詐欺だと断定できる公的な証拠はありません。
そのうえで、実績表示のルールと照らして、確認できること・できないことを順番に整理します。
最初に言うと、私はこの実績表示をそのまま信用しません。
『書いてある』ことと『裏付けがある』ことは別物です。
まず3つに分けて見る
こういう案件は、まとめて『怪しい/怪しくない』で見ると判断を誤りがちです。
そこで、発信内容・LP実績表示・ルール適合性の3つに分けて 確認していきます。
どこまでが確認できて、どこからが確認できないのか、はっきりさせます。
3つに分けると、確認できる部分と確認できない部分がはっきりします。
私なら、発信内容と実績表示のルールを同じ信用で見ません。
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 何が書いてあるか | 見立て |
|---|
| ①発信内容 | Instagramの投稿は旅行など日常生活が中心で、教材販促に直結する投稿は少ない | 教材の専門性を裏付ける発信は薄い |
| ②LP実績表示 | 『3日間で1億円』『累計1.9万人』『業界No1』を掲げるが、裏付け資料の提示はない | 実績の裏付けが確認できない |
| ③ルール適合性 | 景品表示法は実績表示に合理的根拠の提示を求める建付け。現状は資料提示なし | 現状のままでは指摘を受けうる表示 |
3つに分けて見ると、どこが確認できて、どこが確認できないのかがはっきりしてきます。
もし今、似たような教材に迷っているなら、案件名とLPのスクショをLINEで送ってください。一緒に確認します。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
①発信内容:教材販促に見合う投稿ができているか
『まめのインスタ教材』は、Instagramアカウント『まめ』(@mame_room_、2026年9月時点でフォロワー約15.5万人)が販売する教材です。
プロフィール欄には『アラサー独身女子が人生でやりたい100のこと』を発信と書かれており、
教材へのリンクは概要欄の外部リンクから貼られています。
画像:Instagramアカウント『@mame_room_』のプロフィール画面(引用元:Instagram、2026年9月確認)。フォロワー数が多いこと自体は、教材の中身の証明にはなりません。
私が見るのは、発信の中身と教材の中身が一致しているかどうかです。
投稿一覧を確認すると、日常生活や旅行の投稿が中心で、インスタ運用の具体的なノウハウに関する投稿は多く見当たりません。
教材のテーマである『インスタ運用で稼ぐ方法』を欲する読者に向けた、ノウハウ発信そのものは限定的だと見ています。
専門性を発信で示すよりも、教材そのものの販売訴求が先に立っている印象です。
②LP実績表示:『3日間で1億円』『業界No1』の中身
教材の販売ページ(LP)には、『販売開始から3日間で1億円達成』『2年間の購入者累計1.9万人以上』『業界No1の収益&フォロワー実績者数』『インスタ教材でNo1の販売件数』という4つの実績が掲げられています。
画像:『まめのインスタ教材』販売LPに記載されている実績表示(引用元:sub.mame-room.com、2026年9月確認)。『No1』という言葉は、誰と比べてNo1なのかが説明されて初めて意味を持ちます。
比較対象も出典もない『No1』は、私は数字として扱いません。
ただし、これらの数字を裏付ける資料は、確認した範囲のLP上に見当たりません。
決済代行会社の売上画面、購入者数の集計根拠、業界内での比較データといった、
第三者が確認できる裏付けは提示されていません。
販売の入口となる別の訴求バナーでは、『1年で9,000万円以上収益化した』という数字も使われており、
同じ教材について複数の実績数値が並行して使われていることも確認できます。
画像:『まめのインスタ教材』販売LPの訴求バナーより(引用元:sub.mame-room.com、2026年9月確認)。同じ教材の実績として、『3日間で1億円』『1年で9,000万円』という異なる文脈の数字が使われている点も、
どの数字が実際の実績を指しているのか、読者側からは判別しづらい状態です。
③ルール適合性:景品表示法ではどう扱われるか
『3日間で1億円』『業界No1』のような実績表示は、景品表示法の考え方と照らして確認する必要があります。
消費者庁の表示に関するQ&Aによると、
消費者庁が資料提出を求めた場合に事業者が合理的な根拠を示す資料を提出できないとき、その表示は不当表示とみなされる、といういわゆる不実証広告規制があります。
『まめのインスタ教材』の実績表示(記録)
- 販売開始から3日間
- 1億円達成(裏付け資料の提示なし)
- 購入者累計(2年間)
- 1.9万人以上(裏付け資料の提示なし)
- 業界内の順位
- 収益&フォロワー実績者数で業界No1(比較対象・出典の記載なし)
- 販売件数
- インスタ教材でNo1(比較対象・出典の記載なし)
『No1』表示についても、消費者庁はNo.1表示に関する実態調査報告書(2024年)で、
『事業者は自らの責任において、No1表示が合理的な根拠を有しているかを確認する必要がある』という考え方を示しています。
比較対象・調査方法・出典のいずれも示されていない今回の『業界No1』表示は、この基準に照らして根拠が確認できない状態です。
根拠のない『No1』は、私はそのまま受け取りません。
数字を見せられたら、まず出典を探します。
この案件が景品表示法に違反すると断定する権限は、当サイトにはありません。
ただし、実績表示に第三者が確認できる根拠が示されていないという事実は、
数字を見るときの判断材料として覚えておく価値があります。
公的機関が注意喚起するSNS副業教材の型
SNS発信をきっかけに販売される副業・投資関連の教材については、公的機関が繰り返し注意を呼びかけています。
国民生活センターは、簡単に高額収入を得られることを強調する広告・宣伝を伴う情報商材のトラブル急増を指摘しています。
“引用
簡単に高額収入を得られることを強調する広告・宣伝を見て、事業者に問い合わせたり、契約したりしたところ、広告・説明と異なり儲からない、サポートや返金保証がない等のトラブルが発生しています。
出典独立行政法人国民生活センター「簡単に高額収入を得られるという副業や投資の儲け話に注意!」
また、内閣府消費者委員会は2022年、SNSを利用した取引での『あたかも短期間で大金が稼げるかのように著しく事実に相違する表示』について建議を出しており、
短期間・高額の実績を強調する広告表現そのものが、行政が繰り返し注意喚起している型に当てはまります。
なお、この建議は『まめ』(@mame_room_)を名指ししたものではありません。
注意
参照した実績表示の確認範囲について
本稿の確認範囲は、2026年9月時点で確認できたLP・SNS投稿に基づきます。
教材の中身(動画・テキストの実際の内容)そのものは、編集部では確認していません。
確認できた実績表示の裏付け状況と、教材の中身そのものの評価は別問題として扱います。
ここまで、発信内容・LP実績表示・ルール適合性の3つを確認してきました。
もし今、『申し込むか迷っている』『すでに申し込んでしまった』という段階であれば、一人で抱えずLINEで状況を送ってください。次にできることを一緒に整理します。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
こんな案件が来たときの動き方
『実績No1』『◯日間で◯円達成』という数字を見たときの、落ち着いた動き方を順番に まとめます。
ここで焦って申し込みまで進むと、あとから取り消しにくくなります。
数字に急かされたときほど、私は一度手を止めます。
- 1『No1』『◯日間で◯円』が出てきたら、比較対象と出典が書いてあるかを先に確認する
- 2決済画面のスクショなど、第三者が確認できる裏付け資料があるかを確認する
- 3同じ教材について、複数の異なる実績数値が使われていないかを見比べる
- 4申し込み前に、教材の具体的な中身(目次・カリキュラム)が開示されているかを確認する
- 5不安なら、契約する前に 消費生活センター(電話188) や家族に相談する
注意
『限定』『今だけ』は判断を急がせる言葉
『3日間限定』『先着◯名』という表現は、
冷静に考える時間を奪うための言葉であることが多いです。
消費者庁も通信販売の広告についてで、
表示義務の内容を示しており、表記があっても実際の条件と食い違うケースには注意が必要だとしています。 チェックリスト
迷ったときに、ひとつでも当てはまったら 立ち止まる目安 です。
チェック項目が多いのは、面倒にするためではありません。
申し込む前に、ここで止まれるかが大事です。
- 『3日間で◯円』『業界No1』の 裏付け資料が示されていない
- 同じ教材について 複数の異なる実績数値 が使われている
- 『限定』『今だけ』のように 判断を急がされている
- 教材の具体的な中身(カリキュラム)が 申し込み前に開示されていない
- 発信内容と教材のテーマが 一致していない
まとめ
最後に、3つの分け方でもう一度 おさらい します。
詐欺だと断定する必要はありません。
ただ、私ならこの実績表示をそのまま信用しません。
| 切り口 | 結局どうだった? |
|---|
| ①発信内容 | 日常投稿が中心で、教材テーマに沿った専門的な発信は限定的 |
| ②LP実績表示 | 『3日間で1億円』『業界No1』等の数字はあるが、裏付け資料の提示はない |
| ③ルール適合性 | 景品表示法は実績表示に合理的根拠の提示を求める建付けだが、現状は資料提示が確認できない |
もう一度だけ。
この案件が詐欺だと断定できる公的な証拠は、確認できていません。
それでも、実績表示に第三者が確認できる裏付けが示されていないこと、
そして同じ教材について複数の異なる実績数値が使われていることは、
公的資料と記録から整理できました。
『No1』『◯日間で◯円』という言葉に触れたときこそ、
数字の裏付けと、教材の中身を切り離して見ること が大事だと思います。
確認ポイント
判断に迷ったら
『この教材、申し込んで大丈夫かな』と迷ったときは、
申し込む前に第三者に相談するのが 安全 です。
編集部のLINEでも、気になった実績表示の見方を一緒に 整理 できます。