本文へスキップ
不確かな投資情報を 事実で見抜く 投資検証ラボ — トップへ戻る

ママキャリ秘書は怪しい?月30万の実態と口コミを検証

「完全在宅で月30万安定収入を叶える」とうたうママキャリ秘書公式広告に写る、笑顔の女性講師の写真
タダシ(投資詐欺検証ラボ 編集長)

タダシ

こんにちは、タダシです。

編集長のコメント

タダシ

編集長のタダシです。

『完全在宅で月30万』とうたうオンライン秘書講座「ママキャリ秘書」、気になりますよね。

公的資料と確認できる事実だけで、一緒に確かめましょう。

結論

料金が見えないまま、この案内だけでは登録しません。

「案件獲得率100%」とうたう一方で、 受講料金がどこにも明記されておらず、 契約は原則キャンセル不可ともされているからです。 ここから、公的資料と確認できる事実で1つずつ確かめます

編集長のコメント

タダシ

正直に言います。

金額が分からないまま「月30万」の数字だけを掲げる講座に、私はこの状態では登録しません。

ここで一度、立ち止まってください。

結論を先に置きます

先に結論からお伝えします。 ママキャリ秘書について、現時点で「詐欺だと断定できる公的な証拠」は確認できません。 運営に関わる一般社団法人日本ママキャリ秘書協会・FancyWebmate株式会社・株式会社Anveryは、いずれも国税庁の法人番号公表サイトや経済産業省のgBizINFOで実在を確認できました。 ただ同時に、安心して登録をおすすめできる材料も見当たらない、というのが正直なところです。 理由はシンプルです。 ①受講料金がどこにも明記されていない。 ②「案件獲得率100%」とうたう一方で、「仕事が来ない」「LINEをブロックされた」という報告も見られる。 ③契約はクーリング・オフ適用対象外で、原則キャンセル不可と明記されている。 この3点が重なっているからです。

編集長のコメント

タダシ

結論だけ先に言うと、私だったら料金が見える段階まで登録を待ちます。

『まず会って話しましょう』が先に来る講座ほど、私は前のめりにならないようにしています。

まずは3つに分けて見る

「怪しい/怪しくない」を雰囲気で決めると、判断がブレます。 そこで、ママキャリ秘書を3つの切り口に分けてから順番に見ていきます。 この整理表は、似たオンライン講座の案内が来たときにも応用できます。

編集長のコメント

タダシ

こうやって分けると、確認すべき場所が見えてきます。

私は「月30万」の数字より、料金・勧誘導線・運営者を先に見ます。

表は左右にスクロールできます

切り口見るポイント結論(現時点)
① 発信の中身「月30万」「案件獲得率100%」の根拠が説明されているか具体的な金額の記載はなく、獲得率も条件付きの数字だった
② 勧誘導線SNSの好意的な投稿から、どうやってLINE登録・個別面談へ進むか好意的な投稿の多くに次の登録者を招く導線があり、料金は個別面談まで分からない
③ 運営情報運営に関わる法人・キャンセル規定が確認できるか協会・FancyWebmate・Anveryは法人番号で実在を確認できるが、契約は原則キャンセル不可

確認ポイント

本記事のスタンス

本記事は、特定の個人や事業者を一方的に断罪することを目的としません。 SNS・公式note・口コミと、国税庁・消費者庁・国民生活センターなどの公的情報を照らし合わせ、受け取る側が冷静に判断するための材料を整理します。 確定情報(公的記録)と、口コミ・報道ベースの情報は、できるだけ分けて書きます。 判断のための材料だけを、公平に並べます

ママキャリ秘書とはどんな講座か

ママキャリ秘書は、 「完全在宅で月30万安定収入を叶える」とうたうオンライン秘書講座です。 インスタ運用・デザイン・動画編集などのスキルを学んだものの、案件が獲得できず低単価が続く、という子育て中の女性を主な対象にしています。

「ママのキャリアをデザインするオンライン秘書講座」と書かれたママキャリ秘書公式noteのブランド画像
ママキャリ秘書の公式noteアカウントに掲載されているブランド画像。(画像:note.com公式アカウントより)

運営に関わっているのは、 代表理事の宮下亜斗夢氏(元システムエンジニア、株式会社Anvery代表取締役)、 理事の夏川めぐみ氏(元小学校教員)、 理事の深澤まどか氏(元営業職)の3名です。 カリキュラムは、公式noteによると動画学習 → スキルの棚卸し → 「お仕事ページ」制作 → 案件応募という流れで進みます。

編集長のコメント

タダシ

経歴や役割分担が名前つきで説明されている点は、 正直、副業案件としては珍しく丁寧な部類です。

ただ、丁寧な説明と『安全』はイコールではありません。

①発信の中身|「月30万」「獲得率100%」の中身

まず、打ち出されている数字を確認します。 公式の広告では「完全在宅で月30万安定収入を叶える」、 公式noteでは「お仕事ページ完成後の案件獲得率100%」という表現が使われています。

気になるのは、「獲得率100%」が「お仕事ページを完成させた人のうち」という条件つきの数字だという点です。 お仕事ページを完成させる前に離脱した人がどれくらいいるのかは、 公式の情報の中には見当たりませんでした。 また、月5〜15件という案件紹介の件数の目安は示されている一方で、 受講料金そのものはどこにも明記されていません

編集長のコメント

タダシ

『獲得率100%』と聞くと安心しますが、 何を分母にした100%なのかを確認するまでは、 私は数字をそのまま受け取りません。

料金や「獲得率100%」の分母が気になる場合は、 公式のやり取りのスクリーンショットをそのまま見せてください。 一緒に、次に進む前の確認をしましょう。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口

1人ひとり寄り添ってご相談お受けします。

申し込み前にぜひ一度相談ください(新しいタブで開きます)

②勧誘導線|SNSの投稿からLINE個別面談へ

次に、登録までの導線を見ます。 SNS上では、受講生を名乗るアカウントの「稼げた」という投稿が見られます。 『未経験から初月で5万円稼げた』『在宅で念願の月収30万円を達成した』といった投稿です。

こうした投稿の多くには、 最終的に別のユーザーをママキャリ秘書へ誘う導線(紹介リンクや公式LINEへの誘導)が付いています。 これ自体が違法というわけではありませんが、 好意的な投稿が「利用者の自然な感想」なのか「紹介・宣伝の一環」なのかを見分けにくくする要因になります。

編集長のコメント

タダシ

『稼げた』の声の後ろに、 いつも紹介リンクがついているとしたら。

私はその声を、少し引いた目で見ます。

登録の流れとしては、 公式LINEへの追加 → 数日間のメッセージ配信 → 1対1の個別面談、という段階を踏むと案内されています。 消費者庁は、簡単な副業をうたって登録させたあと、「LINEや電話による個別相談」を経て高額なサポートプランを契約させる手口や、「初心者でも簡単に稼げる」と勧誘して高額な契約に導く事例について、繰り返し注意喚起を出しています。 これらの注意喚起はママキャリ秘書を名指ししたものではありません(対象は別の事業者です)。 ただし、「無料相談」を入口に個別面談まで進んでから初めて金額の話が始まる型そのものへの警告として、登録する前に読んでおく価値があります。 登録した時点では、金額はまだ分かりません

引用

その後、本件2事業者は、本件副業を消費者が行うに当たって、本件2事業者がLINEや電話による個別相談に対応するといった有料のサポートプランの勧誘を行ってきます。

出典消費者庁「副業のガイドブック購入後、電話勧誘により高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」(令和4年9月15日)

編集長のコメント

タダシ

個別面談そのものが悪いわけではありません。

ただ、料金が分かるのが面談まで来ないと分からない構造には、私は注意しています。

③運営情報|協会・FancyWebmate・Anveryの関係

報酬・料金を受け取る側の実在を確認します。 まず一般社団法人日本ママキャリ秘書協会です。 国税庁の法人番号公表サイトで確認したところ、 法人番号9011005011270、 所在地「東京都渋谷区恵比寿西2丁目4番8号ウィンド恵比寿ビル8階」 として実在が確認できました。

国税庁法人番号公表サイトに表示された「一般社団法人日本ママキャリ秘書協会」の登記情報
国税庁法人番号公表サイトで確認できた、一般社団法人日本ママキャリ秘書協会の登記情報。(画像:国税庁法人番号公表サイトより)

講師の夏川めぐみ氏が理事を務める協会名義での運営という体裁は取られています。 次に、講座の実務を担うとみられるFancyWebmate株式会社を、経済産業省のgBizINFOで確認しました。 法人番号4120001250421、 所在地「東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目1番4号ACN渋谷幡ヶ谷ビル5F」で、 LINE公式アカウントの構築・運用支援を手がける会社として実在が確認できます。

経済産業省gBizINFOに表示されたFancyWebmate株式会社の法人プロフィール
gBizINFO(経済産業省)で確認できたFancyWebmate株式会社の法人プロフィール。(画像:gBizINFOより)

代表理事の宮下亜斗夢氏が代表を務める株式会社Anveryについても、 公式サイトの特定商取引法に基づく表記を確認しました。 代表者「代表取締役社長 宮下亜斗夢」、所在地「東京都杉並区松庵1-22-23」が明記されている一方で、 気になったのは支払い・キャンセルに関する条件です。

株式会社Anvery公式サイトの特定商取引法に基づく表記ページに記載された、クーリング・オフ対象外・原則キャンセル不可の条件
株式会社Anveryの特定商取引法に基づく表記ページ。「クーリング・オフ適用対象外」「原則キャンセル不可」と明記されている。(画像:株式会社Anvery公式サイトより)

同ページには、 「本サービスはクーリング・オフ適用対象外」「講師及び講座内容の調整が入るため、原則キャンセル不可」 と明記されています。 消費者庁のガイドによると、 クーリング・オフが法律で認められているのは、 訪問販売・電話勧誘販売・エステや語学教室など指定された7業種の特定継続的役務提供などに限られます。 オンライン秘書講座はこの指定業種に含まれないため、 クーリング・オフの対象外という説明自体は、制度の一般的な枠組みと矛盾するものではありません

注意

ここは分けて考える必要があります

「クーリング・オフ対象外」という表記だけを見て、 即座に違法・悪質と判断することはできません。 ただし、料金が事前に明記されないまま「原則キャンセル不可」の契約に進む構造には、 登録前に金額と条件を書面で確認する必要があります。 なお、講座の申込ページ自体(mamacari-hisho.jp)は本記事執筆時点でアクセスできず、ページ上の特定商取引法表記そのものは確認できませんでした

編集長のコメント

タダシ

ここが引っかかるポイントです。

金額を見る前に『原則キャンセル不可』にサインすることになるなら、私は面談の場で金額の提示を先に求めます。

運営会社やキャンセル規定について確認したいことがあれば、 面談の前にスクリーンショットを送ってください。 一緒に、契約条件を整理しましょう。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口

1人ひとり寄り添ってご相談お受けします。

申し込み前にぜひ一度相談ください(新しいタブで開きます)

ママキャリ秘書の口コミ・評判は

受講生の声も確認します。 公式note上の受講生レビューでは、 育休中に受講し、現在オンライン秘書として稼働しているという体験や、 複数の受講生の案件獲得事例が紹介されています。

一方で、Web上の複数の副業検証系サイトでは、 「仕事が来ない」「問い合わせても待ってほしいと言われ続けた」「最終的にLINEをブロックされた」 という報告も見られます。 「稼げた」という第三者の声を、私が直接裏取りできた範囲では確認できませんでした

注意

ここは確認できていません

上記の否定的な報告は、私が直接裏を取れていない口コミ・二次情報です。 同時に、公式note側の体験談についても、運営に近い立場からの発信である可能性を踏まえて読む必要があります。 良い声も悪い声も、運営との距離感を踏まえて読む必要があります

副業やオンライン講座をめぐる相談は、SNSをきっかけにしたものが増えていると報じられています。 日本経済新聞の報道によると、2024年のSNS関連の消費者相談は8万6396件で、前年から約5000件増え過去最多を更新したとされ、30代以下は副業に関する相談が多い傾向も指摘されています。 ママキャリ秘書固有の相談件数ではありませんが、SNS発の副業トラブル全体が増加傾向にあることは、確認できる事実です。

編集長のコメント

タダシ

良い声にも悪い声にも、 それぞれ立場があります。

私はどちらも『参考情報』として、公的に確認できる事実と分けて扱います。

気になる3つのポイント(編集部整理)

ここまでの内容を、検索する人が抱きやすい不安の形整理し直します

  1. 受講料金がどこにも明記されていない——案件紹介の件数や獲得率は示されるが、金額は個別面談まで分からない。
  2. 「獲得率100%」の分母が条件付き——お仕事ページを完成させた人の中での数字であり、途中離脱者の割合は公表されていない。
  3. 契約は原則キャンセル不可——クーリング・オフ対象外という説明自体は制度上不自然ではないが、料金を知る前に契約条件だけが先に決まる構造になっている。

確認ポイント

分析マン的メモ

これってシンプルなんですよ。 『実在する』『安心して契約できる』別の話です。 ここだけは覚えて帰ってください

編集長のコメント

タダシ

この3つが揃うと、いくら実在企業でも、契約前に立ち止まる理由としては十分です。

ヒント

迷ったら、契約の前に確認を

副業や講座選びで大切なのは、焦って契約しないことです。 少しでも金額や条件に違和感を覚えたら、いったん立ち止まって書面で確認してください。 消費者ホットライン「188(いやや!)」に相談することもできます。相談は無料です。

『もう個別面談を申し込んでしまった』という段階でも、まだ間に合います。 案内されている内容を、そのまま見せてください

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口

1人ひとり寄り添ってご相談お受けします。

申し込み前にぜひ一度相談ください(新しいタブで開きます)

登録する前のチェックリスト

ママキャリ秘書に限らず、LINE経由のオンライン講座に登録する前は、このリストを上から順に確認してください。

  • 受講料金の総額が、個別面談より前に確認できるか
  • 「獲得率」「案件紹介件数」などの数字が、何を分母にしたものか説明されているか
  • キャンセル・返金の条件を、契約前に書面(メール等)で確認したか
  • 運営会社・特定商取引法に基づく表記を、契約前に自分の目で確認したか
  • 「今だけ」「特典」など、契約を急がせる言葉が使われていないか
  • 不安が残る場合は、契約前に消費者ホットライン188へ相談した

編集長のコメント

タダシ

全部にチェックがつくまで、契約は待ってください。

『とりあえず面談だけ』の先に、金額の話が待っています。

まとめ|3つの視点をもう一度

表は左右にスクロールできます

切り口確認できたこと確認できなかったこと
①発信の中身「月30万」「獲得率100%(お仕事ページ完成後)」という数字が公式に示されている受講料金の具体的な金額、獲得率の分母となる離脱者数
②勧誘導線SNSの好意的投稿の多くに紹介導線があり、LINE登録後に個別面談へ進む流れが確認できる個別面談で提示される金額、投稿者と運営の関係
③運営情報協会・FancyWebmate・Anveryはいずれも法人番号で実在を確認できる講座申込ページ自体の特定商取引法表記(本記事執筆時点でページにアクセスできず)、契約前の料金提示の有無

ママキャリ秘書は、 運営に関わる法人の実在は確認できる案件でした。 一方で、受講料金や獲得率の分母、契約条件の詳細は、個別面談まで分からないという点は変わりません。 判断の材料は、この記事にすべて並べました。 判断は、あなたがしてください。 似た構造の副業案件は当サイトでも検証しています。あわせて「スタンプを送るだけで稼げる」LINE副業の見分け方や、she workの副業診断の検証も参考にしてください。 なお、無料体験や診断を入口に高額プランへ進む構造は、Academy AI(ワイズ株式会社)の検証でも同様のパターンを確認しています。

確認ポイント

申し込む前に、30秒だけ

「面談で聞いた金額、これって普通なのかな」と思ったら、契約する前にLINEで投げてください。 案内されたページのスクショ1枚からでも、材料は一緒に並べます。 申し込む前の30秒で、守れるお金があります。