結論を先に置きます
「誰でも簡単に稼げる」「15分で5,000円」「返金保証」——宝くじの予想サイトを名乗る『lottoojp.top(ロトジェイピー)』の宣伝は、とにかく手軽さと確実さを強調しています。
まず結論から。
現時点で 「これは詐欺だ」と断定できる公的な証拠は確認できません 。
ただし、宣伝の言葉を信じて申し込むのは、極めて危険な案件です。
理由は3つ。
① 「15分で5,000円」「返金保証」という表現は、宝くじの当選番号が事前にわからないという大前提と矛盾する断定であること。
② 実態は「宝くじ予想」ではなく、SNS広告から個人LINEへ誘導し、高額な有料サポート契約を結ばせる仕組みとみられること。
③ 運営会社とされる 株式会社TOP は、国税庁で実在を確認できるものの登記からまだ1年に満たない新しい会社であり、サイト自体は現在アクセスできなくなっていること。
この3点を、順番に見ていきます。
結論だけ先に言うと、私だったら申し込みません。
宝くじで『15分で5,000円』と言い切れる時点で、かなり危ないと感じます。
まずは3つに分けて見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 宣伝で言っていること | 冷静に見たときの注意点 |
|---|
| ① 宣伝表現 | 「15分で5,000円」「返金保証」 | 宝くじの当選番号は事前にわからないのが大前提。断定表現は要警戒 |
| ② 勧誘の仕組み | SNS広告から個人LINEへ誘導 | 最終的に数十万円〜100万円超のサポート契約を結ばせる構造とされる |
| ③ 運営会社 | 宝くじ予想サービスを提供 | 株式会社TOPは登記から1年未満の新しい会社。サイトは現在消滅 |
先に書いておくと、本記事はlottoojp.topを運営したとされる株式会社TOPを「詐欺会社だ」と決めつけるものではありません。
やりたいのは、宣伝の言葉と、公的資料で裏が取れる事実を分けて並べることです。
数十万円のお金が動く可能性がある話だからこそ、「期待させる表現」と「確認できる事実」を、きっちり分けて見ていきます。
宝くじで確実に稼げるという言葉ほど、実態確認が必要です。
私なら、期待させる言葉と公的資料を必ず分けます。
ここまでで、宣伝の言葉と公的資料で裏が取れる事実は、分けて見るべきだと整理しました。
でも、自分が見ている広告やLINEがどこまで本当なのか、ひとりだと判断しづらいですよね。
気になる広告やLINEがあれば、無料で編集部に確かめてください。

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①「15分で5,000円」という宣伝表現を検証する
ロト6・ロト7といった日本の数字選択式宝くじは、抽せんが公開の場で厳正に行われる完全なランダム抽選です。
この大前提について、宝くじの当せん金支払い等の事務を受託するみずほ銀行は、次のように注意を呼びかけています。
“引用
すべての宝くじの抽せんは、公開のもと厳正かつ公正に行なわれており、事前に抽せん結果がわかるなどということは絶対にありません。
出典みずほ銀行「宝くじの当せん・換金等にまつわる詐欺にご注意ください」
同様の注意喚起は自治体でも行われています。長野県は2014年の時点で、「当選番号が事前に分かることはない」と明言したうえで、こう警告しています。
“引用
発表されていない当選番号があたかも事前に入手できるかのように思い込ませてお金をだまし取る手口が横行しています。
出典長野県「ロト6などの数字選択式宝くじの当選番号詐欺にご注意ください!」(2014年6月2日)
注意
「15分で5,000円」「返金保証」と言い切れる時点で、まず疑う
当選番号が完全にランダムである以上、「15分で5,000円」「誰でも簡単に稼げる」という確実性を保証する表現は、原理的に成立しません。
もし本当にそのような予想手法があるなら、他人に教えるより自分だけで使った方がはるかに得です。
「返金保証」という言葉も、何を満たせば返金されるのかが宣伝文句だけでは確認できません。
強い断定を見たら、期待よりも先に「なぜ確実だと言い切れるのか」を疑う。
これが最初の防御線です。
また、「簡単にもうかる」という宣伝を入口に、有料の情報商材やサポートプランへ誘導するトラブルは、宝くじに限らず広く報告されています。国民生活センターには、こうした相談も寄せられています。
“引用
『簡単にもうかる』というインターネットの広告を見て、情報商材を購入した。その後、事業者から電話があり『有料プランに入らなければもうからない。高額なプランほど色々なサポートが受けられる』と言われて高額な有料プランを契約したが、指示通りに作業してももうからないので解約したい。
出典国民生活センター(2021年7月30日公表・宝くじに限定しない情報商材全般の相談事例)
『返金保証』の条件が書かれていない時点で、私は信じません。
無料や低額の入口の先に、何があるかを先に確かめます。
国民生活センターには、これとは別の類型ですが、宝くじがらみの勧誘に関する相談も継続的に寄せられています。
“引用
申し込んでいない宝くじが当たることはありません。お金を受け取るための手続きと見せかけ、実際には送金料や手数料と称してお金を請求したり、個人情報やクレジットカード番号等を盗み取る手口の可能性があります。
出典国民生活センター「心当たりのない海外宝くじや懸賞に当選したというSMSが届いた」(2021年1月21日)
国民生活センターが公開している宝くじがらみのトラブル相談事例(画像:国民生活センターウェブサイトより、2026年9月6日確認)。この事例は「当選金を受け取るための送金」を求める別の類型で、lottoojp.topのように「予想で稼げると謳って課金させる」パターンとは細部が異なります。
ただ、どちらも「宝くじで確実に得をする」という言葉を入口にしている点は共通しており、公的機関がこの種の勧誘全般に注意を呼びかけていることは押さえておきたい事実です。
② 勧誘の仕組みを見る
参考記事によれば、lottoojp.topはInstagramなどのSNS広告から個人LINEへ誘導し、そこで段階的に高額なサポート契約へ案内する流れだったとされています。
こうした「SNS広告→LINE誘導→高額サポートプラン契約」というパターンそのものは、lottoojp.top固有の手口ではなく、消費者庁が別の事業者に対する注意喚起の中で具体的に説明しています。
確認ポイント
整理:これは『同じ手口パターン』への注意喚起です
以下で引用する消費者庁の資料は、lottoojp.topや株式会社TOPそのものに対する処分ではありません。
別の事業者を対象にしたものですが、「広告から高額サポートプランへ誘導する」という手口の型が共通しているため、参考情報として紹介します。
“引用
消費者が、広告をタップして読み進めていくと、LINEアカウントの友だち登録を要求される。(中略)副業のサポートプラン契約をすれば、簡単に契約金額以上の報酬を得ることができるなどと勧誘を受け、高額なサポートプランの契約をしたが、報酬が得られなかった。
出典消費者庁「簡単な副業をうたい高額なサポートプランを契約させる事業者に関する注意喚起」(令和7年6月26日)
参考記事では、lottoojp.topの契約金額は「数十万円、時には100万円を超える」とも書かれています。
また「SNSで接触し、LINEなど個人的なやり取りに誘導したうえでお金を動かす」という導線部分は、警察庁もSNS型の投資詐欺一般としてこう注意喚起しています。
“引用
SNSのダイレクトメッセージで接触後、被害者をLINEなどの他のSNSに誘導し、(中略)最終的に、『投資金』や『手数料』などという名目で、ネットバンキングなどの手段により、金銭等を振り込ませる詐欺の手口です。
出典警察庁 SOS47「SNS型投資詐欺」
注意
「出金できない」という報告について
参考記事では、lottoojp.topについて「出金できない」という被害報告が多数あるとされています。
これは編集部が一次資料で直接確認できた情報ではなく、あくまで参考記事の記述として紹介するものです。
お金を入金・送金してしまった後は、取り戻すことが難しくなる点は、国民生活センターも繰り返し注意喚起しています。
契約金額が数十万円〜100万円超になりうる話だからこそ、ひとりで抱えないでください。
「もう登録してしまった」「LINEで案内が来ている」という状態でも大丈夫です。
お金を動かす前に、LINEで一度相談してみてください。

投資詐欺検証ラボLINE相談窓口
③ 運営会社を公的資料で確認する
参考記事には、lottoojp.topの運営会社として次の情報が記載されていました。
運営元情報(参考記事の記載より)
- 運営会社名
- 株式会社TOP
- 所在地
- 東京都台東区東上野6丁目4-2-701
- 電話番号
- 03-6366-3399
- 代表者
- 嶋村柾生氏とされる(複数の第三者サイトの表記による)
この会社名・所在地を国税庁の法人番号公表サイトで確認すると、実在する法人であることがわかります(法人番号5010501054679)。ただし、公表サイトに代表者名の記載はなく、代表者名については第三者サイトの表記にとどまる点は明記しておきます。
国税庁 法人番号公表サイトで確認した株式会社TOPの登記情報(画像:国税庁法人番号公表サイトより、2026年9月6日確認)。株式会社TOPの法人情報(国税庁で確認)
- 法人番号
- 5010501054679
- 商号
- 株式会社TOP
- 所在地
- 東京都台東区東上野6丁目4番2-701号
- 法人番号指定年月日
- 令和7年9月9日(新規指定・約1年前)
注意
登記からまだ1年に満たない新しい会社
法人番号の指定は令和7年9月9日、つまりこの記事を書いている時点でまだ1年ほどしか経っていません。
会社が新しいこと自体は違法ではありませんが、数十万円規模の契約を結ぶ相手として、事業の実績や継続性を確認しづらいことは押さえておくべきポイントです。
さらに気になる点があります。副業・投資関連の情報を扱う第三者ブログ「副業MKG」が、同じ株式会社TOP(代表とされる嶋村柾生氏)が運営するとされる別サービスについても、次のように報じています。
副業MKGが報じた、株式会社TOPの別サービス「動画視聴で5,000円」の検証記事(画像:副業MKG「株式会社TOPの副業は詐欺で危険?…」より)。“引用
『誰でも簡単に稼げる』『自動で収入が増える』——そんな甘い言葉を信じてしまい、夢とお金を同時に失いました。
出典副業MKG「株式会社TOPの副業は詐欺で危険?怪しい『動画視聴で5,000円』の甘い誘い文句の裏側を徹底検証」
この記事によれば、株式会社TOPの「動画視聴で5,000円」というサービスも、無料のトライアルプランから始まり、SNSプロデュースプラン(244万円)、AIツール「AZ RULE」(250万円)といった段階的に高額化するプラン構成だったとされています。
「宝くじ予想(lottoojp.top)」と「動画視聴の副業」は、宣伝文句こそ違いますが、『15分・簡単・確実に稼げる』から高額プランへ誘導する構造がよく似ています。
同一の運営会社が、複数の異なるブランドで似た構造のサービスを展開しているとみられる点は、申し込みを検討する上で重要な判断材料です。
違うサービスに見えて、入口の言葉と最終的な高額プランの構造が同じなのは気になります。
私なら、この時点で契約は見送ります。
現在のサイトの状態
編集部で確認した時点(2026年9月6日)で、lottoojp.topはドメイン自体が名前解決できず、アクセスできない状態でした。
インターネットアーカイブ「Wayback Machine」には2025年7月10日時点のアーカイブが残っており、当時は下の画像のようなページが表示されていたことが確認できます。
サイトの状態(編集部確認)
- 確認日
- 2026年9月6日
- 現在の状態
- DNS解決不可(サイト自体が消滅)
- 直近のアーカイブ
- 2025年7月10日(Wayback Machine)
確認ポイント
サイトが消えても、契約や被害が消えるわけではない
宣伝サイトが消滅すると「もう関係ない」と感じるかもしれませんが、既に支払ってしまったお金や、交換したLINE・個人情報の問題は残ります。
サイトが見られなくなっている場合こそ、返金や相談の窓口を早めに確認してください。
申し込み前のチェックリスト
- 「15分で○円」「誰でも確実に」といった断定表現がないか(あれば一段警戒)
- 「返金保証」の具体的な条件(期限・金額・手続き)が明示されているか
- SNS広告から個人LINEへ誘導される流れになっていないか
- 最終的な契約総額が、支払い前に明示されているか
- 運営会社を国税庁・法人番号公表サイトで検索し、設立時期を確認する
- 同じ運営者が他のサービス名でも似た勧誘をしていないか、社名・代表者名で検索する
まとめ|3つを分けて、冷静に見る
表は左右にスクロールできます
| 切り口 | 編集部の見立て | 押さえる軸 |
|---|
| ① 宣伝表現 | 「15分で5,000円」「返金保証」は当選番号が事前にわからないという大前提と矛盾する断定 | 断定表現が出た時点でまず警戒する |
| ② 勧誘の仕組み | SNS広告→個人LINE→数十万円〜100万円超のサポート契約という構造とされる | お金を動かす前に総額と返金条件を確認 |
| ③ 運営会社 | 株式会社TOP。登記から1年未満・サイトは既に消滅・別ブランドでも類似の高額プラン商法が報じられている | 国税庁の公的サイトで実在と設立時期を照合 |
もう一度、整理します。
lottoojp.topは、現時点で 「詐欺」と断定できる公的証拠は確認できません 。
ですが、「15分で5,000円」「返金保証」という、宝くじの性質上ありえない断定表現と、SNS広告から個人LINEを経て高額なサポート契約に至る構造とされる点、そして 運営会社とされる株式会社TOPが登記から1年に満たない新しい会社であり、別ブランドでも似た高額プラン商法が第三者に報じられている ことを合わせると、宣伝の言葉をそのまま信じて申し込むのは極めて危険です。
大事なのは、「簡単・確実」という言葉で気持ちを動かす前に、「運営は誰か」「総額でいくら払うのか」「返金の条件は何か」を、公的資料と事実で確かめること。
この読み方さえ身につけば、宝くじや副業を装った勧誘に振り回されて損をする事態は、かなり避けられます。
詐欺と断定する話ではありません。
ただ、宣伝表現と勧誘の構造を見る限り、私はおすすめしません。
確認ポイント
「この宝くじ予想・副業サイト、登録して大丈夫?」と迷ったら
届いた広告・LINEのメッセージ、運営会社名、案内された金額——どんな材料でも大丈夫です。
編集部の目で、宣伝表現の妥当性・運営会社の実体・勧誘の仕組み・高額プランのリスクを、公的資料に当たって整理します。
「確実に稼げる」という印象ではなく「固い事実」で判断するお手伝いをします。
相談料は無料です。